2022/06/25
こんにちは。日本福祉教育専門学校入試広報課です。
本日は言語聴覚療法学科2年 言語発達障害演習Ⅱの授業レポートをお届けします。
本日は医療法人社団青虎会フジ虎ノ門整形外科病院こどもセンター・言語聴覚士 林先生からの「ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは?」特別講演です。
日頃、林先生は児童発達支援を富士山の麓、静岡県御殿場市と非常に環境のいい場所で子どもたちに遊びを通じて訓練をされています。
講義の内容は「ソーシャルスキルとは?」「ソーシャルスキルトレーニングの必要性」などを講演いただきました。
ソーシャルスキルとは、ライフスキル*のなかの1つのスキル・能力です。
*ライフスキルとは・・・
日常生活で生じるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」であると、WHO(世界保健機関)で定義されています。
『ソーシャルスキル』は人間関係・集団行動において上手に営むスキル、つまり集団のなかで適切な能力です。
多くの場合は、幼少期より家族・保育園・幼稚園・小学校などの集団生活のなかで、意識せずに身についていくスキルです。
たとえば「誕生日会の暗黙のルールとは?」ということを考えてみました。
たしかに私たちには周りの様子を見ながら『暗黙のルール』が成立していますよね。
しかしながら、発達に障害のある子どもたちはこのようなソーシャルスキルが当たり前でないことが多いのです。
ルールや他人との調和がわからない、という状況にあります。
そのため、言語聴覚士は発達障害の子どもたちにソーシャルスキルトレーニングと更には環境面を含めた包括的支援を行うことが役割となります。
子どもの現状の社会生活スキルを検査するための検査方法なども講義いただきました。
途中でケースワークについてディスカッションもあり、学生同士での意見交換の時間もありました。
隣の席のかたと活発に意見交換をしていた姿が印象的でした。
発達障害児への言語聴覚士の関わり方・支援方法などを医療現場の現役言語聴覚士よりお話を聞ける貴重な時間でした。
林先生、本日は特別講義をいただきありがとうございました。
💙言語聴覚学科2年生のみなさん💙
来月から臨床実習が始まりますね!
体調に気を付けて多くを学んできてくださいね!
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