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【コラム】筋肉が衰えるALS(筋委縮性側索硬化症)とは?|介護福祉学科

2019/08/27

こんにちは。

日本福祉教育専門学校 入試・広報課です。

 

2019年7月の参議院選挙で、政治団体「れいわ新選組」から、比例代表で二議席を獲得して話題となりました。

いずれも新人で、1名はALS(筋委縮性側索硬化症)患者の船後議員、もう1名は重度の障害のある木村議員で、

介助者とともに国会に初登庁したシーンがニュースでも多く取り上げられました。

 

そして国会は、議員活動を保障するために、幅広いバリアフリー化が求められると言われています。

 

ALS患者である船後議員は、

「弱々しく見える僕ですが、根性だけは人一倍。命がけなのですから。」と

介助者が代弁し、メッセージを発表しています。

 

日本ALS協会によると、ALSを発症してから選挙に立候補して国会議員になるのは、船後議員が初めてとのことです。

 

では、ALS(筋委縮性側索硬化症)とはいったいどのような病気なのでしょうか?

初期症状や原因については以下の通りと言われています。

 

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1、ALS(筋委縮性側索硬化症)とは?

 

ALS(筋委縮性側索硬化症)は、全身の筋肉が痩せて、力がなくなっていく病気で、厚生労働省の指定難病です。

発症すると進行を止めることができません。

根本的な原因は今のところ解明されていませんが、高齢になるにつれてALSを発症する人が増えていることから、

加齢が関係していると考えられています。

ALS患者の約5%は家族歴のある遺伝性ですが、残りの約95%は遺伝に関係なく発症しています。

 

この病気は筋肉が痩せていくので筋肉の病気と誤解されることがありますが、

脳と脊髄にある運動ニューロンが障害されることによって起こります。

 

ニューロンとは神経細胞のことです。

そして、脳と脊髄から筋肉に送る働きをするのが運動ニューロンで、この運動ニューロンに異常が起こると、

脳から筋肉へ信号が伝わらなくなるため筋肉が動きにくくなり、やせ細って筋肉も衰えていきます。

 

 

2、初期症状が異なる2つのタイプと進行について

 

ALSは初期症状の現れ方で、

「手と足の筋肉が弱まるタイプ」

「舌やのどの筋肉は弱まるタイプ」と、

大きく2つのタイプに分かれます。

 

【手や足の筋肉が弱まるタイプ】

●箸が持ちにくい

●重いものが持てない

●手や足が上がらない

●手足の筋肉がやせる

●筋肉がピクつく

●筋肉の痛みや突っ張りを感じる など…

 

【舌やのどの筋肉が弱まるタイプ】

●舌が思うように動かず、言葉がでにくい

(とくに「らりるれろ」)

●食べ物やつばが飲みにくく、むせやすい

●舌の筋肉が痩せて細かく震える  など…

 

どちらのタイプも病気が進行すると、全身の筋肉が障害されて、

呼吸に必要な筋肉も動かしにくくなり、呼吸障害が起こるようになります。

 

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3、ALSと認知症について

 

ALS患者の方で、認知症の症状が現れる場合があります。

これはALS患者全体の15%は合併症状として現れる「前頭側頭型認知症」です。

前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉と側頭葉が委縮して起こる認知症であり、

アルツハイマー型認知症などの記憶力の低下はあまりなく、独自の症状が現れます。

 

【前頭側頭型認知症のおもな症状】

 ●漢字が読めなくなる

 ●思ったことばが出てこない言語障害

 ●怒りっぽくなる

 ●物事に固執する など

 

ALSは病気が進むと体の自由がきかなくなり、話すことや食べること、呼吸することも厳しくなります。

そして多くのALS患者の方は自宅で24時間の介護を受けて生活しています。

24時間の介護は、家族介護はほとんどと言われていますが、

介護福祉士など介護のプロが介助をおこなうこともあります。

 

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