言語聴覚士の年収は?平均給料・将来性・他職種との比較

言語聴覚士の年収はどのくらいなのでしょうか。

厚生労働省の統計では、平均年収は約444万円です。ただし、この数値は理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などを含む職業分類に基づいています。

国家資格を活かして医療・福祉分野で働く専門職であり、経験や専門性を高めながら長く活躍できる仕事の一つです。

一方で、「言語聴覚士の給料は安い?」「将来性はある?」「女性でも長く働ける?」と気になる方も多いでしょう。

本記事では、言語聴覚士の平均年収や職場別の給与水準、他職種との比較、将来性についてわかりやすく解説します。

言語聴覚士の仕事内容や働く場所について詳しく知りたい方は、「言語聴覚士とは?どんな仕事?仕事内容・働く場所・支援内容をわかりやすく解説【2026年版】」をご覧ください。

言語聴覚士の平均年収【結論】

言語聴覚士の平均年収は、約430万~450万円がひとつの目安です。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、令和7年賃金構造基本統計調査に基づく平均年収が443.6万円と示されています。

ただし、この数値は言語聴覚士だけでなく、理学療法士や作業療法士などを含む職業分類の統計です。

実際の年収は、勤務先や地域、経験年数、役職などによって異なります。

言語聴覚士の年収の根拠(公的データ)

言語聴覚士の年収を考える際に参考となるのが、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」です。

代表的なデータ

  • 平均年収:443.6万円
  • ハローワーク求人賃金(月額):27.0万円

※平均年収は令和7年賃金構造基本統計調査に基づく数値で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士を含む職業分類の統計です。

※求人賃金は令和7年度のハローワーク求人統計です。初任給や実際に支払われた平均月収を示すものではありません。

言語聴覚士の年収は高い?低い?

結論として、言語聴覚士は医療・福祉系の国家資格の中でも安定した収入が期待できる職業です。

理由

  • 国家資格を持つ専門職であること
  • 医療・福祉分野で幅広い活躍の場があること
  • 高齢化やリハビリテーション需要など、継続的な社会的ニーズがあること

などが挙げられます。

一方で、

  • 短期間で高収入になる職種ではない
  • 勤務先や地域によって差がある

という特徴もあります。

ただし、経験を積みながら専門性を高めることで、長期的に安定したキャリアを築きやすい職業といえるでしょう。

年齢別の年収推移

言語聴覚士の年収は、年齢だけでなく、経験年数や勤務先、役職、専門性などによって異なります。

経験を重ねることで昇給したり、管理職などの役職に就いたりすることで、収入が増える場合もあります。

一方で、必ずしも年齢に比例して年収が上昇するわけではありません。

将来の収入を考える際には、年齢別の平均値だけでなく、勤務先の給与体系や昇給制度も確認することが大切です。

職場別の年収

言語聴覚士は、病院やリハビリテーション施設、児童発達支援事業所、訪問リハビリテーションなど、さまざまな場所で活躍しています。

給与水準は施設の種類だけで決まるものではなく、運営法人や地域、経験年数、担当業務などによっても異なります。

また、基本給だけでなく、資格手当や役職手当、賞与などによって年収に差が生じる場合があります。

勤務先を検討する際には、月給だけでなく、賞与や各種手当、昇給制度も含めて確認することが大切です。

他職種との比較(保育士・看護師・PT・OT)

厚生労働省の公的統計をもとに、言語聴覚士と関連職種の平均年収を比較します。

職種平均年収
保育士427.6万円
言語聴覚士443.6万円
理学療法士(PT)443.6万円
作業療法士(OT)443.6万円
看護師524.7万円

※令和7年賃金構造基本統計調査に基づく、厚生労働省「job tag」の掲載値。

※言語聴覚士・理学療法士・作業療法士は共通の職業分類に基づく数値であり、各職種を個別に集計した平均年収ではありません。

平均年収は職種によって異なりますが、収入だけでなく、仕事内容や働く環境、専門性なども踏まえて進路を考えることが大切です。

保育士から言語聴覚士を目指す理由

保育士としての経験を活かし、子どものことばやコミュニケーションの発達を、より専門的に支援したいと考える方にとって、言語聴覚士は選択肢のひとつです。

言語聴覚士は、ことばの発達やコミュニケーションに課題のある子どもへの支援にも関わるため、保育現場で培った経験を活かせる場面があります。

また、国家資格を取得することで、医療・福祉分野などへ活躍の場を広げられる可能性があります。

保育士から言語聴覚士への進路について詳しく知りたい方は、「保育士から言語聴覚士へ|小児分野で専門性を深める資格取得方法」もご覧ください。

女性の働きやすさ(PT・OTとの違い)

言語聴覚士は、女性も多く活躍している専門職です。

言語聴覚士の仕事には、検査・評価や訓練、相談支援などがあり、座って行う業務もあります。一方で、勤務先や担当する患者・利用者によって、身体的な負担や勤務形態は異なります。

出産や育児、介護などのライフステージに合わせた働き方を考える際には、産休・育休制度や時短勤務制度、勤務時間などを確認することが大切です。

年収が上がるポイント

  • 経験年数を重ねる
  • 専門分野を持つ
  • 訪問リハビリ分野で働く
  • 管理職を目指す

専門性や経験を積み重ねることは、収入アップを目指すうえで重要なポイントです。ただし、昇給や手当の条件は勤務先によって異なります。

言語聴覚士は将来性のある仕事?

言語聴覚士は今後も需要が高まると考えられている専門職です。

その理由として、

  • 高齢化による嚥下リハビリの需要増加
  • 脳血管疾患後のリハビリ需要
  • 発達障害やことばの発達支援への関心の高まり
  • 訪問リハビリテーションの拡大

などが挙げられます。

特に近年は、小児分野や発達支援分野での活躍の場も広がっています。

言語聴覚士の将来性について詳しく知りたい方は、「言語聴覚士の将来性|需要が高まる理由と今後の展望を解説」もあわせてご覧ください。

よくある質問(Q&A)

Q.言語聴覚士の給料は安いのでしょうか?
A. 厚生労働省の統計では、平均年収は約444万円です。ただし、実際の給与は勤務先や地域、経験年数などによって異なります。経験を重ねたり専門性を高めたりすることで、収入アップを目指すことも可能です。

Q. 女性でも働き続けやすい職種ですか?
A. 言語聴覚士は女性も多く活躍している専門職です。勤務先によっては、産休・育休制度や時短勤務などを利用し、ライフステージに合わせた働き方が可能です。ただし、利用できる制度や勤務条件は職場によって異なります。

Q. 未経験からでも目指すことはできますか?
A. はい、多くの方が未経験から目指しています。
専門知識は養成校で基礎から学べるため、経験に関係なくスタートできます。

安定した専門職として働くために

言語聴覚士は、国家資格を活かし、医療・福祉分野で専門性を発揮できる職業です。

言語聴覚士になるには、指定された養成課程で学び、国家試験に合格する必要があります。

日本福祉教育専門学校の言語聴覚療法学科では、4年制大学卒業者などを対象に、2年間で国家資格の取得を目指せます。

仕事内容や学びの内容に興味を持った方は、ぜひオープンキャンパスで詳しくご確認ください。

関連ページ一覧

出典

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

厚生労働省 job tag|言語聴覚士

厚生労働省 job tag|保育士

厚生労働省 job tag|看護師

※最新の結果
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou_a.html

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