【教員コラム】「私を見つけてください」──社協広報誌の表紙に登場!|社会福祉士養成科(夜間部)

【教員コラム】「私を見つけてください」──社協広報誌の表紙に登場!

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は、社会福祉士養成科(夜間部)・専任教員 尾久先生のコラム㊱をご紹介いたします。

まもなく師走。いよいよ国家試験も近づいてきました。
少し気が早いかもしれませんが、今年を振り返ってみて、特に印象に残っている出来事があります。

なんと、私、新宿区社会福祉協議会の広報誌『けやき』2025年8月号(No.193)の表紙に生活支援員の一人として登場させていただいたのです!

新宿区内全域に配布される広報誌の表紙に載るとは…!
照れくさい気持ちもありつつ、「ぜひ私を見つけてください!」と声をかけたくなるような、嬉しい記念になりました。
(実際、広報誌は昼夜すべての学生に配布。自慢しました笑)

学生時代に出会った「地域福祉」のリアル

私は現在、当校で教員をしていますが、それ以前から新宿区社会福祉協議会が実施する「日常生活自立支援事業」の生活支援員として活動を続けています。
きっかけは、在学中の実習経験です。他自治体の社会福祉士協議会で実習をしたものの、「自分の住む新宿区の社協の活動も知りたい!」という思いが強くなり、新宿区の市民後見人養成講座に応募しました。

この講座はとても充実しており、修了後には市民後見人としても活動しました。そしてその流れで出会ったのが、「生活支援員」という役割です。
地域で暮らす誰かの“日常”を、そっと支える仕事──それが生活支援員です。

支援するつもりが、私自身が支えられることも

生活支援員の主な役割は、以下のような日常の支援です。

  • 通帳の記帳や残高確認の付き添い
  • 公共料金や家賃の支払い手続きの支援
  • 郵便物の整理や役所手続きの確認
  • 書類管理のサポート
  • 定期的な訪問での見守り・生活状況の把握

ほんの少しの“お手伝い”ですが、それが利用者の安心に直結することもあります。
そして不思議なことに、「今日はあなたが来てくれて本当によかった」と言われると、私自身が救われるような気持ちになるのです。むしろ、私のほうが支えられていると感じる瞬間が何度もありました。

この仕事は、市民の方が担っていることも多くありますが、私のように福祉職・社会福祉士が手を挙げて活動している場合もあります。専門性が問われる場面もあり、地域における「権利擁護」の実践として、とても重要な役割だと思っています。

「一緒にやる」を大切に

生活支援員の支援姿勢の根底には、「本人の意思を尊重すること」があります。
「やってあげる」のではなく、「一緒にやる」。
本人ができる部分は尊重し、共に行動することを大切にしています。
時には難しい判断や調整も必要になりますが、新宿区社協の専門員の皆さんと連携した「チーム支援」によって、安心して継続することができています。

今回、このような形で自分の活動が紹介されたことは、とても光栄であり、同時にこれまで出会ってきた利用者の皆さん、そして地域の方々への感謝の気持ちをあらためて実感する機会になりました。
これからも、「暮らしのそばで、ちょっと力になる」存在として、できることを続けていきたいと思っています。

(執筆/尾久陽子先生:社会福祉士・行政書士・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー)

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