【教員コラム】学習はインプットだけじゃない。語り合い、実践しよう!|社会福祉士養成科(夜間部)

【教員コラム】学習はインプットだけじゃない。
語り合い、実践しよう!

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。

今回は、社会福祉士養成科(夜間部)・専任教員 尾久先生のコラム㊲をご紹介いたします。

いよいよ国家試験が近づいてきました。
今はもう猛烈に勉強する段階ですが、つい10月には、実習指導の佳境で、私はグループワークの授業をしていました。
私の授業で大切にしているのは、ただ知識を教えることではありませんっ!
語り合いの場をつくること。
そのなかで、学生自身が「つながっていく」「学び取っていく」空気を、教室に育てたいと思っています。

担当科目「地域福祉と包括的支援体制」「ソーシャルワークの理論と方法(専門)」の中でも、勉強することが山ほどある中、独自に以下のような学びを取り入れてきました。

  • ワールド・カフェ形式での語らい
  • アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)
  • ミニワークやディスカッション

など、対話的な体験をベースにした学びです。
自分で考え、語ることで、教科書の学びが立体化していきます。

ソーシャルワーク実践に必要な力は、制度の知識を暗記するだけではありません。

  • ファシリテーション:対話の場を整え、多様な立場の人が安心して意見を出せるようにする力。協働が求められる支援現場には欠かせません。
  • プレゼンテーション:自分の考えや支援計画を、わかりやすく相手に伝える力。チーム内の共有にも、地域への働きかけにも不可欠です。
  • ネゴシエーション:利用者のニーズと制度のはざまで、最善の選択を探す折衝力。交渉と調整は、日常的に必要とされる実践力です。
  • コーディネーション:関係機関や支援者、制度をつなぎ、必要な支援が届くように調整する力。まさに“福祉のハブ”になる感覚です。

こうした力は、グループワークや演習の場でこそ身につくものです。
だから私は、学生のみなさんに
“実際に話す・聴く・まとめて伝える”機会を、できるだけ多く持ってほしいと思っています。
「言葉にする」「誰かの意見を受けとめる」「考えをすり合わせる」──
そうした経験のひとつひとつが、現場で“支援できる自分”につながっていきます。
そして、なにより、理屈なしで心が動くんですよね。

ちなみに、私自身もまだまだ学びの途中です。
最近は、毎朝7時から始まるワールドカフェの書籍を読み語るオンライン読書会に参加しています。
夜学教員の私にとっては、チャレンジングな時間帯なのですが(笑)、
それでもやっぱり楽しい。そして、気づきが多い。

学習は、インプットだけではありません。

語り合い、対話し、自分の思考を整理する。
それが、現場で“伝え、つなぎ、動かす”力に変わっていきます。
これからも一緒に、学びを深めていきましょう。
そして実践の中で、それぞれの「支援のかたち」を育てていきましょうね!

ABD(アクティブブックローグ)で語らう!

書いて書いて語らう!

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(執筆/尾久陽子先生:社会福祉士・行政書士・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー)

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