【教員コラム】社会福祉士になったら、毎日サンドバッグでした。|社会福祉士養成科(夜間部)

【教員コラム】社会福祉士になったら、毎日サンドバッグでした。

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。

今回は、社会福祉士養成科(夜間部)・専任教員 尾久先生のコラム44をご紹介いたします。

先ほど、昨年度の卒業生が学校にやってきました。

3月に卒業して、4月に就職。まだ社会福祉士1年生です。

でも、なんだか雰囲気が違う。

そう声をかけると、「痩せたかもしれません」と笑う。

えっ‥‥や、せ、た?

まだ就職して2か月。大丈夫か。心配がよぎる。

「今、どんな仕事してるの?」

そう聞くと、彼は「詳しくは言えないんですが……」と口ごもる。

え‥‥? なにがあった?

守秘義務のある施設で働いているので、場所も詳しい仕事内容も話せないとのことでした。

でも一つだけ教えてくれました。その施設では、「子ども担当」であると。

そして彼は言いました。

「毎日サンドバッグです」

追いかけっこ。抱っこ。おんぶ。パンチ。キック。
右からパンチをしてくる子、左からおもちゃの銃で狙ってくる子。子どもたちの仮想敵は、もちろん彼。銃で狙ったのに気づかず反応しない彼にむっとする子ども。
困った末に、「二人で来い!」と促す技を習得したそうです。

その脇では、大人びた女の子が「大人なのにバカじゃない」という顔でこちらを見ている。

そんな毎日だそうです。

去年の今頃。

彼は教室の一番前に座っていました。
国際社会。ジェンダー。社会問題。そんなテーマを熱く語る知性派男子でした。

それが今。毎日サンドバッグです。

「俺、社会福祉士取って何してるんだろう」

そう言いながら、笑っていました。人生の新しい世界の扉が、開いたね。

(執筆/尾久陽子先生:社会福祉士・行政書士・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー)

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