外国人介護人材に向けた「日本の福祉・介護」基礎講座を実施しました | 日本介護研修センター

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。

日本福祉教育専門学校(日本介護研修センター)は、茨城県よりZenken株式会社が受託した「令和7年度外国人介護人材受入環境整備事業」において、外国人介護職員を対象としたオンライン研修を担当しています。

この研修は、日本で介護職として活躍する外国人の方々が、安心して働けるようサポートすることを目的に実施しています。

12月9日(火)、その研修の一環として「日本の福祉・介護の基礎」をテーマにした第1回目の講義・グループワークを行いました。担当は本校の八子先生です。

オンラインで日本の福祉・介護を基礎から学ぶ

本研修は、毎週火曜日に実施される2コマ制(16:30~/18:30~)のオンライン講座です。
使用するテキストや配布資料をもとに、介護の専門用語、日本の福祉制度、現場で大切にされる考え方などを丁寧に学びます。

講義だけでなく、グループワーク・確認テスト・振り返り(Googleフォーム)を組み合わせ、理解を深めながら学べる構成となっています。

テーマ:「日本の福祉・介護の歴史と理念」

今回は、日本の介護を語るうえで欠かせない3つの理念に焦点を当てて学習しました。

①自己決定

自分のことは自分で決める。
利用者の選択を尊重する姿勢について、事例を交えて理解しました。

②自立支援

「できることは自分で行う」ことを支える考え方。
食事介助の事例をもとに、自立を妨げない関わり方を考えました。

③尊厳の保持

人として当たり前の生活を守るという基本姿勢。
おむつ交換の場面を想定したケースでは、羞恥心への配慮の重要性を話し合いました。

また、

  • 日本の家族形態の変化(昔の三世代家族から現在まで)
  • 高齢化社会の進行
  • 介護保険制度(2000年開始)

など、日本の介護が生まれた背景についても学びました。

グループワーク:事例をもとに意見交換

研修生は4~5名ずつのグループに分かれ、講師が示した事例をもとに意見交換を行いました。

「Aさんはなぜ嬉しくなさそうなのか?」
「Bさんの自立をどのように支援できるか?」

など、理念を実際のケアにどう生かすかを議論。オンラインながら、積極的な意見交換が行われました。

確認テストで理解度をチェック

授業の終盤には、「尊厳」「自立支援」に関する〇×テストを実施。
講義内容を振り返りながら、現場で役立つ知識の定着を図りました。

介護の基礎を身につけるとともに、国家試験に向けた準備にもつながる内容です。
外国人介護人材研修では、今後も介護技術や日本語、制度理解など、幅広いテーマで学習を進めていきます!

【関連リンク】
・茨城県事業における外国人介護人材研修を担当(日本介護研修センター)

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