【授業レポート】障害者の地域生活|社会福祉士養成学科(昼間部)

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は合同会社かむしぃ代表・石毛正幸(いしげ まさゆき)様をお招きし、「障害者の地域生活」をテーマにご講義いただきました。
石毛さんは、頸髄損傷(C6不全麻痺)による障害を負いながらも、さまざまな経験を通して生活のスタイルを模索し、現在は会社運営や講演活動など幅広い分野で活躍されています。今回の授業では、事故後の入院生活、リハビリ、そして一人暮らしの選択に至るまでの道のりなど、ご自身の経験を交えて語ってくださいました。
事故後に訪れた、大きな転機
1993年、交通事故により救命センターに搬送され、意識不明の状態から目覚めたとき、石毛さんは自身の身体の変化と向き合う必要がありました。
はじめの入院生活では、身体が思うように動かない現実に心が追いつかず、時間の感覚すら曖昧になるほどの葛藤があったといいます。
その後、国立リハビリテーションセンター病院へ転院。そこでは、同じような境遇の人たちと過ごすことで気持ちが少しずつ前を向き、リハビリを通して“できること”を見つけていく時間となりました。

福祉と出会いが、自立への選択につながる

別府重度障害者センターでの生活は、石毛さんにとって大きな転機となりました。
そこでは身体機能の回復を目指す訓練に加え、日常生活動作(ADL)訓練、外出訓練、文化祭や遠足などの行事があり、「生きるためのリハビリ」だけでなく、「社会と再びつながる経験」を積むことができたといいます。
退院後は家族との生活が始まりましたが、石毛さんは次第に葛藤を抱えるようになります。
「家族の予定も暮らし方も、すべて自分に合わせて動いてしまう。ありがたいけれど、その状況がつらかった。」
自分の存在が家族にとって負担になるのではないかという思い、そして「生活者としてどう生きたいのか」という問いが、石毛さんを“自立”という新しい選択肢へ向かわせます。
その後、障害者支援施設での生活を経験し、生活リズム・支援制度・社会とのつながりを整えていくなかで、少しずつ一人暮らしへの準備を進めていきました。
そして――2002年、念願の一人暮らしがスタート。
日々の生活を自らの意思で選び、支援を活用しながら暮らすことは簡単なことではありませんでしたが、その経験こそが、今の活動の原点になっていると話します。
「形が違っても、人生は続く」
後半には、学生との質疑応答の時間が設けられました。
その中で出た質問のひとつは、
「できていたことができなくなったとき、
どう受け止めましたか?そして、そのときの支えは何でしたか?」というもの。
石毛様は、少し考えたあと、静かに言葉を選びながら答えました。

「正直、いまだに悔しいことはある。でも、上を見ても下を見てもきりがない。家族が面会に来ない人も、話せない患者さんに寄り添い続ける家族も見てきた。」
そして、言葉に力を込めるように続けます。
「支えになったのは家族と友人。やり方や形は変わっても、できることはたくさんある。」
一つひとつの出来事を受け止めながら歩んできた日々——その積み重ねから生まれた、重みのある答えでした。
授業を終えて
人の生活は、「できる・できない」では語れません。
そこにある想い、選択、環境、支援——それらが重なって、はじめて“その人らしい暮らし”が形づくられます。
今回のお話は、障害や支援について学ぶ学生にとって、教科書では学べない“生きた学び”となりました。
石毛様、実体験を通じた貴重なお話をありがとうございました!
なお、こちらの授業レポートは、合同会社かむしぃ様のHPでもご紹介いただきました。
授業の様子や石毛様の想いについて、より知っていただける内容になっていますので、ぜひご覧ください!▶紹介ページはこちら!
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