【授業レポート】権利侵害のない学校生活を実現するために|社会福祉士養成学科(昼間部)

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は、秋山先生によるハラスメント講座の授業の様子をご紹介します。
今年度初の授業取材ということもあり、教室の空気や学生の表情からも、新しい学びへの意欲が感じられる時間となりました。
権利侵害のない学校生活を実現するために
今回の講座のテーマは、
「権利侵害のない学校生活を実現するために」。
対人援助職を目指す学生にとって欠かせない、
適切な距離感と“境界線”の理解について、具体的な事例や考え方をもとに学びました。
曖昧さが生むリスクに気づく
授業ではまず、ハラスメントやストーキングが生まれる背景として、
「関係性の曖昧さ」が取り上げられました。
・関係の定義がはっきりしないことで、境界線が侵害されやすくなる
・相手を思いやる“優しさ”が、結果的に誤解を生んでしまうことがある
・「何も言わない=同意」ではない

こうした内容を通して、曖昧なままにしないことの大切さが丁寧に伝えられていました。
特に印象的だったのは、「沈黙は同意ではない」という言葉。
日常の中で見過ごされがちなポイントに、学生たちも真剣に耳を傾けていました。
自分を律するための3つの鉄則
続いて、対人関係において大切な3つの考え方が紹介されました。
① 相手の「嫌う自由」を尊重する
どれだけ好意があっても、相手には拒否する権利がある。
その自由を尊重することが、関係性の前提となります。
② 感情は自分で引き受ける
傷つきや怒りといった感情を、相手のせいにしない。
自分の感情は自分で扱うという姿勢が求められます。
③ 法を超えない
どんな状況であっても、違法行為は許されない。
専門職としての自覚が問われる部分でもあります。
これらは単なる知識ではなく、
これから現場に出ていくうえでの“姿勢”そのものとして伝えられていました。
もし被害にあったら
講座では、万が一の際の具体的な対処法についても触れられました。
・曖昧にせず、はっきりと意思表示をする
・やり取りの記録を残す
・担任や学科長など、身近な相談先を活用する
・必要に応じて専門窓口につなぐ
「一人で抱え込まないこと」
その大切さが、繰り返し強調されていたのが印象的でした。
「あなたは、あなた。わたしは、わたし。」

授業の最後に示されたこの言葉が、今回の学びの核です。
相手と自分は別の存在であり、それぞれに大切にされるべき境界線がある。
適切な距離感を保つことは、冷たさではなく、相手を尊重する誠実さにつながります。
今回の講座は、単に「ハラスメントを防ぐための知識」を学ぶだけでなく、
人と関わる仕事を目指すうえで、どんな姿勢が求められるのか
その本質に触れる時間となりました。
これからの学生生活、そしてその先の現場においても、
今回の学びがしっかりと活かされていくことを感じさせる授業でした!
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