専門職ステップアップ講座| 国際事業部

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は、介護福祉学科で実施された「専門職ステップアップ講座」の授業の様子をご紹介します。
今回のテーマは「リーダーとは何か」。
単なる役職としてではなく、“現場で人を動かす存在”としてのリーダーの在り方を学びました。
授業の冒頭では、ゲスト講師の吉田副校長より自己紹介がありました。
母子生活支援施設や児童養護施設での経験を通して、さまざまな背景を持つ子どもたちと向き合ってきたこと、そして別れや環境の変化を乗り越え成長していく姿に触れ、「その子たちのために何ができるかを考え続けてきた」と語られ、授業が始まりました。
「明日から使える」ことを目指して
授業のゴールはシンプルです。「明日から使える状態になること」。
知識として理解するだけでなく、現場でどう活かすかまでを意識した内容となっていました。
良いリーダーとは何か
まずは前回の振り返りからスタート。
・あなたが考える「良いリーダー」とは?
・信頼される行動や言葉とは?
・人の頑張りを見たエピソード
学生同士で共有する中で、
「人の痛みが分かる人」
「忙しくても利用者さんの話を聞くこと」
「小さな約束を守ること」
といった意見が挙がりました。

大きな行動ではなく、日々の積み重ねが信頼につながる。そんな気づきが自然と生まれていました。
プレイヤーからリーダーへ
授業では「プレイヤー」と「リーダー」の違いについても整理されました。
プレイヤーは、自分の仕事に集中し、自分の力で結果を出す存在。
一方リーダーは、
・チーム全体を見る
・人の動きや考えを捉える
・顕在化している問題だけでなく、潜在的な課題にも目を向ける
そして「仲間とともに成果を出す」ことが求められます。
役割が変わることで“見る範囲”が変わる。この視点の変化こそが、リーダーの本質として語られていました。
リーダーは段階的に成長する
リーダーには段階がある、という話も印象的でした。
第1段階:自分を見る人
第2段階:周囲を見る人
第3段階:チーム全体を見る人
いきなり大きなリーダーになるのではなく、まずは自分の仕事を確実にこなすことから始まる。
そして少しずつ視野を広げていく。
これから現場に出る学生にとって、非常に現実的で納得感のある考え方でした。
「3つの目」で現場を見る
今回の重要なポイントのひとつが「3つの目」です。
・鳥の目(全体を見る)
・虫の目(細部を見る)
・魚の目(流れを見る)
さらにこれを、
・視座(どの立場で考えるか)
・視点(何に注目するか)
・視野(どこまで広く見るか)
という考え方と結びつけて学びました。

現場には利用者・家族・職員・他職種など、さまざまな立場があります。
状況に応じて「どの立場で、何を見て、どこまで捉えるか」を切り替えることが、チームで働く上で重要になります。
指摘は「成長のチャンス」
リーダーとしての姿勢として、「指摘の受け止め方」についても触れられました。
他人のせいにするのではなく、自分ごととして捉える。
「指摘=改善の余地」と考えることで、成長のスピードが変わります。
この“チャンスフォーカス”の考え方は、学生にとって新しい視点となったようです。
福祉の仕事のやりがい
吉田副校長の経験から語られた言葉も印象的でした。
福祉の現場では、さまざまな背景を持つ利用者と関わります。
ときには、生まれてすぐに家族と離れ、施設で育つ子どもたちもいます。
人の変化や成長に関われること、そして感謝や笑顔が生まれることが、福祉の仕事のやりがいであると伝えられました。
また、これまでの経験が利用者への関わりに活きるという話から、学生一人ひとりの経験も大切な“財産”であることが伝えられました。
学びを「明日」につなげる
今回の講座は、「考える → 学ぶ → 使ってみる → 明日につなげる」という流れで構成され、実践につながる学びが印象的でした。
リーダーとは特別な人だけがなるものではありません。
「自分の見える範囲を少しずつ広げていくこと」
その積み重ねが、チームを動かす力につながっていきます。

今回の授業は、その第一歩を考えるきっかけとなる時間でした。
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