【授業レポート】障がい児・者とのかかわりとSSWの現状|社会福祉士養成学科(昼間部)

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
本日は、社会福祉士養成学科(昼間部)の授業の様子をご紹介します。
今回の授業では、スクールソーシャルワーカー(SSW)として現場で活躍されている瀬戸本様をお招きし、ご自身の子育ての経験と実践をもとにお話しいただきました。
講義の冒頭では、お子さんの幼少期に感じていた“違和感”について語られました。
「目が合うから違うと思っていた」「人なつっこいから大丈夫だと思った」——
一見すると自閉症とは結びつかない行動の中にあった、小さな引っかかり。
しかし、呼びかけに反応しない様子などから「難聴かもしれない」と考えたこともあり、すぐに障がいを受け入れられたわけではなかったといいます。
特に2〜3歳の頃は、
「こんな子、他にいないのではないか」という孤独感、
「なぜ普通に育ってくれないのか」という焦燥感、
「自分の育て方が悪かったのではないか」という自信喪失など、
言葉にしきれないほどの葛藤の中にあったことが語られました。
「自分の子どもをかわいいと思えないことへの自己嫌悪」——
その率直な言葉に、教室は静かに耳を傾けていました。
その後、時間をかけて「受容」に至るまでのプロセスについても触れられました。
ショックや否認、怒り、抑うつといった段階を経て、少しずつ現実と向き合い、価値観を転換していく。
その過程は、E.キュブラー・ロスの「死の受容過程」にも通じるものがあるといいます。
講義ではさらに、「理解できないのではなく、伝わり方の問題である」という視点から、日常生活の中での具体的な支援方法が紹介されました。
例えば、
・単語で、短く的確に伝えること
・絵カードや写真など、視覚的な手がかりを使うこと
・スケジュールボードなどを活用し、見通しを持たせること
・刺激を減らし、安心できる環境を整えること

また、「混乱させないための工夫」として、環境の構造化や支援ツールの活用、理解のプロセスを丁寧に設計することの重要性にも触れられ、TEACCHプログラムの考え方も紹介されました。
後半では、スクールソーシャルワーカーとしての在り方についても語られました。
「自分自身が“おとなのモデルの一つである”という意識を持つこと」
「ノンバーバルメッセージを大切にすること」
「丁寧な言葉、礼儀、誠意、服装まで含めて信頼関係を築くこと」
さらに、子どもたちへのメッセージとして、
「困ったときには一緒に考える存在であること」
「言いづらいことを代わりに伝える役割であること」
「家庭や生活のことも含めて相談できる存在であること」
といった、SSWの本質的な役割が語られました。
授業の最後には、ジェームズ・イェンの言葉が紹介されました。
「人々の中へ行き、人々と共に住み、人々を愛し、人々から学びなさい。人々が知っていることから始め、人々が持っているものの上に築きなさい。」
支援とは“与えるもの”ではなく、共に築いていくもの。その本質を静かに問いかける言葉でした。

当事者としての経験と、支援者としての実践。
その両方を持つ瀬戸本様の言葉には、テキストでは得られない重みと深さがあります。
学生たちにとって、支援の技術だけでなく、「人とどう向き合うか」という原点を見つめ直す、貴重な学びの時間となりました。
瀬戸本様、今年も貴重なお話をありがとうございました!
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