社会福祉士

【卒業生インタビュー】“学び直し”が人生を変えた──29歳で見つけた専門職としての道|社会福祉士養成学科(昼間部)

木内理沙さん
社会福祉士養成学科 昼間部(2024年3月卒業)

年齢:29歳
日本福祉教育専門学校入学前の前職:営業職
日本福祉教育専門学校卒業後の勤務先:就労継続支援B型事業所 生活支援員

木内理沙さんの写真

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
本日は、社会福祉士養成学科(昼間部)の卒業生インタビューをご紹介いたします。

Q1:社会福祉士を目指したきっかけを教えてください。

自身が適応障害を経験し、仕事を辞めたことが社会福祉士を目指すきっかけでした。

そこから改めて自分のキャリアを見つめ直し、「人とかかわることが好きなこと」「発達障害や心理学への興味があること」「好きなことであれば勉強を続けられること」が自分の強みだと感じ、社会福祉士を目指そうと決意しました。

Q2:日本福祉教育専門学校を選んだ理由を教えてください。

一番の理由は友人の勧めです。当初は、アルバイトで実践を積みながら通信制で学ぼうと考えていました。しかし友人から「今は仕事をしていないのだから、昼間にしっかり学んだほうがいい。自分が通った学校はサポートも手厚いよ」と聞き、オープンキャンパスに参加して決めました。教育訓練支援給付金と専門実践教育訓練給付金の両方が申請できることも大きな決め手でした。

Q3:印象的だった授業や先生との関わりはありますか?

正直なところ、どの先生も異なる魅力を持っており、授業を聞いているだけでも印象に残る場面が多くありました。担任の先生は、あたたかく話を聞いたうえで、絶妙なタイミングの声かけで励ましてくださいました。
相談支援の授業では、現場経験が豊富な先生から、失敗談や考え方を事例として伺い、「正解のない中で考え続けることが求められる」ことを学びました。
演習では児童や女性のケースを扱い、センシティブな内容について先生やクラスメイトと深く議論したことも思い出です。
書ききれないほど多くの学びがあり、この10カ月は今後相談援助の専門職として働き続けるための大きな財産になりました。

Q4:クラスの雰囲気やクラスメイトとの思い出を教えてください。

クラスは和気あいあいとしつつも、真面目な雰囲気もある不思議で心地よい空間でした。老若男女、さまざまな経歴の人が集まっていたため、多様な視点から意見をもらえることがとても心強かったです。
空き教室で一緒に勉強したり、泊まり込みで勉強したこともあります。くじけそうな時に弱音をこぼすと、誰かが必ず励ましてくれる、そんな仲間の存在が大きな支えでした。
卒業後も定期的に食事会を開き、お互いの近況や活躍を報告し合える関係が続いています。

Q5:現在のお仕事内容や職場について教えてください。

現在は、就労継続支援B型事業所の生活支援員として勤務しています。PC系の作業を中心に扱う事業所で、立ち上げメンバーとして入職しました。企業側も就労支援事業が初めてだったため手探りのスタートでしたが、意思決定が早く、新しいことに積極的に挑戦できる環境です。

見学・体験の対応、業務委託の商談・見積作成、活動支援、イベント企画、就職活動の支援など幅広い業務に携わっています。現在、開設から1年半で4拠点を展開しており、日本財団主催の「就労支援フォーラム2025」にも登壇しました。

Q6:資格の魅力やメリットを教えてください。

10カ月間しっかり学んだという事実は、自信や自分の強みにもつながっています。名刺に記載できることで、利用者さんに信頼していただきやすい点もメリットだと感じます。
日福の先生から「この資格の有用性を証明するのはあなたたちです」と言われたとき、その重みを強く実感しました。その言葉を胸に、緊張感とモチベーションを持って働けることが、資格の一番の魅力です。

Q7:就職活動はどのように進めましたか?

初めは年齢も考慮して公務員を目指していましたが、準備が遅れたため内定には至りませんでした。成績も決して良い方ではなかったため、12月からは受験勉強に専念しました。

試験後は実習と新婚旅行が重なり、本格的な就職活動は3月からでした。入学前から就労支援に興味があり、就労移行支援事業所を中心に受けましたが、なかなか内定が出ませんでした。

実習で就労継続支援B型も経験していたため視野に入れてみたところ、現在の事業所とご縁があり入職に至りました。不安な時期でしたが、担任の先生やクラスメイトの励まし・アドバイスに支えられ、最後まで就職活動をやり切ることができました。

Q8:学びが仕事につながっていると感じる場面はありますか?

多々あります。むしろ、勉強をせずに現場に入っていたら、自分にとってもクライエントにとっても良い結果にはならなかったと断言できます。それほど、学校での学びは仕事だけでなく人生の財産になっていると感じます。

授業では「専門職としての自分」という視点が繰り返し出てきたことで、以前よりも自分を俯瞰して捉えられるようになり、相手の気持ちを考えて行動できるようになりました。また、研修資料を作成するときも、教科書や授業で配布された資料を参考にしています。

「専門職の木内ならどう考えるか?」という問いが自然と浮かぶようになったのは、授業内でのワークや演習が豊富だったからだと思います。
くじけそうになる時には、「私は福祉をやって10年でようやく少しわかってきた気がする。倫理的ジレンマで悩んだときは倫理綱領を見てみて」という担任の先生の言葉がよみがえり、長期的な視点で続けていこうと励まされています。

Q9:入学を考えている方へ、メッセージをお願いします。

自分のためにも、クライエントのためにも、知識と学びは本当に大切だと感じています。社会福祉士の勉強範囲は広く、特に歴史ではつまずくこともありましたが、最後にはすべてがつながっていきました。
体系立ててしっかり学べること、さまざまな背景を持つクラスメイトと出会えること、そして授業内容だけでなく就職活動や気持ちの面まで丁寧にサポートしてくれる環境がそろっているのが日福の魅力です。
ぜひ日福で、学ぶ楽しさと成長する喜びを感じてほしいです。

木内さん、貴重なお話を共有いただき本当にありがとうございました。
今後のますますのご活躍をお祈りしています!

社会福祉士養成学科(昼間部)の学科ページはこちらから

オープンキャンパス

通学1年で国家試験受験を目指します。
社会福祉士取得にご興味あるかたはオープンキャンパスへご参加ください。
ご来校お待ちしております!

社会福祉士のオープンキャンパス

資格・仕事の内容、カリキュラム・国家試験・就職・入試・学費サポートなど
目指す資格、入学に関する内容を教員・職員よりご案内します。

■1月10日(土)・17日(土)・25日(日)10:30~12:30

>>ご予約はこちらから 

ENTRY
福祉の専門家への第一歩を
踏み出そう

日本福祉教育専門学校では、福祉・医療の専門家を目指す皆様を全力でサポートします。まずは資料請求やオープンキャンパスで、学校の雰囲気を感じてみてください。