教育方針

本校が大切にしている教育の考え方を紹介します。

現場で活きる力を育む

福祉・医療・保育の現場で求められる力は、知識や技術だけでなく、「一つの正解にとらわれない広い視野」や「状況に応じて考え行動できる実践力」です。日本福祉教育専門学校(※以下日福)では、そうした力を身につけていくために、「実践力」「支援の姿勢」「自律性」の3つの視点を大切にしています。

「実践力」を育てる

現場で迷わない判断力や応用力を養うには、「実際の場面を考える経験」が欠かせません。そのため授業では、支援現場の話を交えた講義やロールプレイを通して、リアルな現場課題に向き合う力を身につけていきます。また、実習や演習では多様なケースに対応する力を育み、即戦力となるための基礎を築きます。

「人と向き合う姿勢」を培う

日福には、年齢や国籍、経歴の異なる学生が集まっています。こうした多様な環境で学ぶ中で、「相手の立場を想像する力」や「思いやりの姿勢」が自然と育まれていきます。福祉現場で求められるのは、知識や技術だけでなく、一人ひとりと向き合う姿勢です。日々の対話や共同作業を通じて、そうした姿勢を身につけていくことができます。

「自律性」を育む

支援の現場では、自ら考え、動ける「自律性」が求められます。だからこそ日福では、一人ひとりの状況に丁寧に目を配りながらも、必要なときに必要なサポートを届ける姿勢を大切にしています。

教員は、学生の学びのつまずきや小さな変化に気づいたとき、ただ答えを教えるのではなく、学習計画を一緒に考えるなど、考え方の道筋や整理の仕方を共に探ります。こうした関わりを通し、学生自身が学び方を掴み、現場で活かせる判断力や柔軟さを身につけられるよう支援しています。

校長挨拶

一人でも多くの人をずっと元気でいられる社会にしていきたい

わが国の社会保障制度は、「社会保険」、「社会福祉」、「公的扶助」、「保健医療・公衆衛生」からなり、子どもから子育て世代、お年寄りまで、すべての人々の生活を生涯にわたって支えるセーフティーネットとして存在しています。

校長 岸本 光正

しかし、生活者の視点からみると、既存の制度からもれていること、あるいはそれらの狭間で見過ごされていることがたくさん存在します。

私たちは、常に生活者や社会の求める「安心」「安全」「安定」を支えることができるよう、専門の知識・技術・態度の修得はもちろん、それぞれの専門領域を超え、関連するさまざまな職種、業種の方々と連携・共創する未来志向の人材を送り出したいと考えます。

さまざまな「成長したい」「転身したい」と考える方々に対し、一人ひとりに寄り添って、それぞれの学びを支援してまいりたいと思います。

建学の精神

我国では、本格的な国際化・超高齢化を迎え、現在もっとも求められていることは、人間尊重の立場から国際社会に対応しつつ、市民社会を健全に発展させていくことである。

本学は、このような現状から学校法人敬心学園の理念にそって、人間性回復を第一に考え医療との一体教育をめざし、「修学実践・応能接心」をモットーに、医療と福祉・心理の基礎知識を学び、深い人間愛に基づく奉仕精神をもった保健・医療・福祉サービスのスペシャリストを育成することにより、共生社会の福祉と文化の向上に貢献することを目的とする。

[ 修学実践 ]
学理を究めることだけを追求するのではなく、実践力の育成により重点をおき、その中で理論的力を養うものでなければならないということ。

[ 応能接心 ]
適正に応じ、真心をもって事にあたるということであり、人間形成に励むということを意味する。

理事長挨拶

学生一人ひとりの志を大切に
「現場でリーダーとして活きる力」を育むために。

学校法人敬心学園は 「建学の精神」 である「他人を敬い自らを律し、人々の心を最も大切にする」という「敬心マインド」を教育理念の核として、保健・医療・福祉・介護・保育等の各分野において、有能な専門職人材の育成を進めて参りました。

敬心学園の名称の 「敬」は儒教に基づく東洋思想の基本であり、「心」はキリスト教に基づく西洋思想の基本であります。「敬心」は東洋と西洋の文化や価値観の融和を意味し、国際社会において多様な文化や人々と共生し、活躍できる人材育成を願っております。

理事長 小林 光俊博士(学術)
・学校法人敬心学園 理事長
・社会福祉法人敬心福祉会 理事長
・一般社団法人 外国人留学生高等教育協会 代表理事
・全国専修学校各種学校総連合会 顧問

学生と共に変化の激しい新時代をリーダーとして生き抜くために、私たちは新たな理念として「未来を創る~create the future~」 を掲げ、学園グループ全体の指針となる”敬心クレド”を策定いたしました。「敬心マインド」 「共創」 「Change & Challenge. Speedy」の3つの指針を柱として、 グローバル時代に対応した社会課題の解決と持続可能な発展に寄与する教育機関として、学生と共に更なる飛躍を目指してまいります。

さらに“スチューデント・ファースト”の実現には、学生の「成長したい」「こうなりたい」という志に真摯に向き合い、その実現を支援する環境が不可欠です。そのために私たちは、「心に響く体験プログラム」「圧倒的な面倒見のよさ」「一歩先をゆくユニークな学び」という3つの教育方針を柱に、学生が主体的に学び、自らの力で未来を切り拓くための支援を行っています。

また2025年度からは、日本医専をはじめとする各校において、学園独自のICT学習支援プラットフォーム 「KEISHIN.net」の導入を開始しました。知識を一方向に伝える従来の教育から、学生一人ひとりの主体的な学びを支援する「学びの伴走者」への転換を象徴する取り組みです。学習履歴に基づいた個別最適化や映像教材、演習システムを活用し、学ぶ力そのものを育成する環境の整備を進めております。

敬心学園グループは、国内外の企業や教育機関、 自治体等とも協力し、産官学連携による実践的な教育を国際的にも積極的に進めております。学生や多くの卒業生と共に、アジア太平洋地域を起点とし、世界の“ウェルビーイング”の実現に貢献する教育機関として、更なる成長を続けてまいります。“未来を創る”という理念のもと、一人ひとりが自らの可能性を信じ、自分らしく輝いて生きられる 社会の実現に向けて、私たちは教育の力を信じ、歩みを止めることなく前進してまいります。

敬心学園クレド

理念・存在目的

未来を創る ~Create the future~

価値観(大切にする心)・行動指針(ありたい行動あるべき姿)

敬心マインド KEISHIN. Mind
相手を敬い、自らを律し、全てを自分ごととして、真摯に取り組みます。

共創 Co-Creation
多様なステークホルダーとともに、新たな価値創出と、 社会課題の解決に貢献します。

Change & Challenge, Speedy
変化を恐れず、前向きな失敗を認め、乗り越え、既成概念にとらわれず、未来志向で迅速に行動します。

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