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【授業紹介】ゲスト講師による特別授業で難病(ALS)患者さんが来校されました。 介護福祉学科

2015/10/26

介護福祉学科「医療的ケア」の特別勉強会の授業に

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者3名が

ゲストで参加されました。

ご自分で体を動かせず、呼吸も言葉を発することもできない、
そんな神経難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えた方が3名、
介護福祉士を目指す介護福祉学科2年生のために、来校されました。

文字盤を使ったコミュニケーションを通じて、
難病を抱えて生きる意味や、ご自身を通してALS患者との
関わり方を伝えていただきました。

介護福祉学科としては、昨年6月に続く2回目の試みです。

◆今回お招きしたゲスト講師◆
講師: 佐藤 清利 先生

58歳(37歳で発症、呼吸器装着13年) 
日本ALS協会東京都支部支部長(患者会)

講師: 佐々木 公一 先生

68歳(49歳で発症、呼吸器装着16年) 
NPO法人わの会理事長
東海大学他非常勤講師
日本ALS協会東京支部運営委員
文字盤普及運動
 

講師: 北谷 好美 先生

57歳(33歳で発症、呼吸器装着8年) 
日本ALS協会東京支部運営委員
大学等でコミュニケーション
やALS理解の普及 

【ALSとは、、、】
脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動神経細胞が侵される病気で、
筋肉を動かそうとする信号が伝わらないので、手足・のど・呼吸など
全身の筋肉が動かなくなっていく病気です。

舌の動きが悪くなり、コミュニケーションを図ることがとても大変です。
進行すると呼吸困難が生じるので、人工呼吸器の装着の決断を、
患者自身に迫られる疾患です。
国指定の難病で、医療費の補助を受けている患者は約9,000人です。
  

【今回の授業は、、、】
ALS患者3名の方が、介護福祉士を目指す本校の学生に、
たんの吸引や径管栄養の実際の様子や
ALS患者とのコミュニケーションの方法を伝えていただくために 
わざわざ高田馬場まで足を運んでくださいました。


【文字盤や口文字で自己紹介をしていただいている様子】

ALSの方のコミュニケーション方法は、「文字盤」「口文字」を使います。

どの文字に焦点が合っているかを介助者が読み取り、
伝えたいことを言語化していきます。
3名それぞれに2人の介助者が付き、
移動の手助けやたんの吸引、径管栄養の支援、
文字盤や口文字などによる会話の支援をしています。


【文字盤でのコミュニケーションとは】
透明のアクリル板にひらがなの50音が印字されている
文字盤を使用して会話を行う方法です。

患者は伝えたい文字を見つめ、介助者が患者の目の動きを追って声に出し、
正しければ患者はまばたきをするなどでコミュニケーションします。


【口文字でのコミュニケーションとは】
介助者が母音を読み上げた後、子音を読み上げ、
正しければ患者が合図をすることで伝えたい言葉を繋げていく
コミュニケーションの方法です。



学生たちは今回の授業を通して、
この2つの方法で、実際のALS患者の方との
コミュニケーションを体験しました。 


【コミュニケーション(練習~実践)を行っている様子】 

まず学生同士で文字盤の練習をしたうえで、
グループに分かれて実際にゲストの皆さんとの
コミュニケーションを図りました。
文字盤ではなく、
透明の板越しに、患者の目を見ないと正しい情報が掴めないため、
学生たちは最初は戸惑っていましたが、
ゲストの皆さんが明るく返してくれるので、
笑顔の絶えないコミュニケーションとなりました。


たくさんコミュニケーションを行った最後には、
わざわざ足を運んでいただいた患者と介助者の皆様へお礼として
学生全員でお礼の歌の合唱を行いました。

また、ゲストの3名様よりそれぞれ学生に向けたメッセージをいただき、
これから介護福祉士となっていく学生たちにエールを送っていただきました。


佐藤先生、佐々木先生、北谷先生、そして介助者の皆さま、
このような貴重な機会をありがとうございました!

学生の皆さん、今回の貴重な授業で得た学びを
ぜひ今後活かしていけるよう頑張ってください!



在学中に、実際の患者や利用者と関わりを持つことは、
机上の勉強では体感できない貴重な体験となり、
実のある学びとなります。
このような学びは、
実習や就職後に、実践力としてとても役に立ちます。
本校ではこのような実践的な特別授業も多く取り入れております。


日本福祉教育専門学校

介護福祉学科 

http://www.nippku.ac.jp/faculty/13/


【お礼の歌を合唱している様子】