小児のリハビリにおける言語聴覚士の役割

コミュニケーションがうまくできない方に対し、適切な指導、アドバイス、訓練といった総合的なサポートをおこなう言語聴覚士。そんな言語聴覚士の中には、小児のリハビリテーションを対象として活躍している方がいます。ここでは、小児リハビリテーションにおける言語聴覚士について解説していきます。

言語聴覚士の対象となる小児について

まずは言語聴覚士の対象となる小児について見ていきます。大きく分けると「ことば」、「きこえ」、「食べる」において障害を抱えた小児が対象です。

■ことば
言語発達障害や構音障害などの障害を抱えた小児が対象になります。言語聴覚士の主な仕事内容としては、話し言葉の理解や表出ができるようにリハビリテーションをおこなうことです。お子さん1人ひとりに合わせた適切なリハビリテーションを考案することが求められます。

■きこえ
「声や音が聞き取りにくい」といった難聴を抱える小児が主な対象になります。聴力を確認したうえで聞き取りや発音のリハビリテーションをおこないます。また、補聴器の扱い方を教えることも、言語聴覚士の重要な役割です。

■食べる
食べ物をしっかり噛んで食べられないなどの摂食嚥下障害を抱える小児が対象です。適切な食べ方や飲み方が身に着けられるようにリハビリテーションをおこなうことが、言語聴覚士の仕事となります。

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小児のリハビリにおける言語聴覚士の役割について

「話す」、「聞く」、「食べる」について障害を抱えている原因は、発達の問題にあったり、難聴であったりと、実にさまざまです。言語聴覚士は、お子さんの抱える症状の原因を探り、検査などをしながら、個別に訓練プログラムを考えていきます。例えば、お子さんによっては絵を使って言葉を引き出したり、お子さんによっては口の体操をしたりなどです。

小児のリハビリにおける言語聴覚士の現状と今後

小児のリハビリテーションにおける言語聴覚士は、全国的に人数が少ない現状があります。しかし、未来を生きる子どもたちを対象とする言語聴覚士の重要性は高いものです。そのため、小児を対象とした言語発達支援の環境整備は、徐々におこなわれてきています。つまり、小児を対象とした言語聴覚士における需要は高くなっているのです。

以上、小児のリハビリテーションにおける言語聴覚士の役割について見てきました。未来を担う子どもたちを対象とする非常に重要な仕事です。その仕事内容や役割をしっかりと理解したうえで言語聴覚士を目指すとよいでしょう。

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