保育士から言語聴覚士へ|小児分野で専門性を深める資格取得方法
目次
保育士から言語聴覚士へ|キャリアアップという選択
保育士として子どもたちの発達やことばの育ちに向き合う中で、「もっと専門的に支援できたら」と感じたことはありませんか。
ことばの遅れ、発音の課題、発達に特性のある子どもへの関わり。
保育の現場では、子どもの成長に寄り添う大切な役割を担います。
一方で、
- もっと専門的な知識を身につけたい
- 医療や療育の分野でも支援したい
- 長く続けられる専門資格を持ちたい
と考える保育士の方も増えています。

そのようなときに進路の選択肢として挙がるのが、医療国家資格である言語聴覚士(ST)です。
特に小児分野では、保育士としての経験が大きな強みになります。
この記事では、
- 言語聴覚士の仕事内容
- 保育士との違い
- 資格取得までの流れ
を分かりやすく解説します。
言語聴覚士とは?小児分野での仕事内容
言語聴覚士は、ことば・聞こえ・飲み込みに困難を抱える方を支援する医療の専門職です。
小児分野では、
- ことばの遅れへの個別支援
- 構音障害(発音の問題)の訓練
- 発達障がいに伴うコミュニケーションの支援
- 摂食・嚥下(飲み込み)の評価と訓練
などに関わります。
保育士が日々感じている「気になること」を、医療的な視点で評価し、専門的な訓練へつなげていくのが言語聴覚士の役割です。
言語聴覚士の仕事内容については、こちらの記事でも詳しく解説しています。( 言語聴覚士とは )
保育士と言語聴覚士の違いは?|役割と働く場所
保育士と言語聴覚士は、どちらも子どもを支える専門職ですが、役割や専門性は大きく異なります
| 比較項目 | 保育士 | 言語聴覚士 |
|---|---|---|
| 資格の種類 | 保育・教育分野の国家資格 | 医療分野の国家資格 |
| 主な支援方法 | 集団保育・生活支援 | 個別評価・機能訓練 |
| 支援の専門性 | 発達全般 | ことば・聞こえ・嚥下など機能面 |
| 主な働く場所 | 保育所・認定こども園 | 病院・療育施設・発達支援センター |
| 関わり方 | 日常生活全体を支える | 医療的評価に基づき専門的に支援 |
同じ「子どもを支える仕事」であっても、支援の深さやかかわり方は大きく異なります。
「より専門的にことばやコミュニケーションへ関わりたい」と感じたとき、言語聴覚士という選択肢が見えてきます。
進路をより具体的に考えるには、実際の学びを知ることが近道です。
教員によるミニ講義や仕事内容を紹介して、言語聴覚士の専門性を体感してみませんか。
言語聴覚士の就職先|小児分野での働き方
言語聴覚士は、医療・福祉・教育のさまざまな現場で活躍しています。
主な就職先は、
- 総合病院・リハビリテーション病院
- 児童発達支援センター
- 療育施設
- 児童発達支援・放課後等デイサービス
- 訪問リハビリ
医療と福祉が連携する現場で、小児分野の専門職として活躍できます。
保育士から言語聴覚士になるには?資格取得の流れ
言語聴覚士になるには、指定された養成校(言語聴覚療法学科)を修了し、国家試験に合格する必要があります。
4年制大学を卒業している場合、2年間の養成課程で国家試験受験資格を取得できます。
学ぶ内容は、
- 解剖学・生理学などの基礎医学
- 言語発達・高次脳機能
- 評価・訓練方法の実践
- 臨床実習
- 国家試験対策
など、段階的に専門性を高めるカリキュラムです。
医療未経験から学ぶ人も多く、基礎から段階的に専門性を身につけるカリキュラムが組まれています。
国家試験の難易度
国家試験に不安を感じる方もいますが、養成校では国家試験対策がカリキュラムに組み込まれています。
基礎から積み上げる仕組みが整っており、医療未経験から学ぶ方も多くいます。
- 模擬試験
- 個別フォロー
- 過去問題分析
などの対策により、段階的に学習を進められる環境が整っています。
保育士から言語聴覚士へキャリアアップするメリット
保育士から言語聴覚士へ進むことで、次のようなメリットがあります。
- 小児分野で専門性を深められる
- 医療国家資格という明確な専門性を持てる
- 個別支援により深く関われる
- 将来的に成人分野や聴覚領域へ広げることも可能
また、保育士としての経験は、子どもの発達理解や保護者支援の場面で大きな強みになります。
よくある質問(Q&A)
Q. 保育士から言語聴覚士になれますか?
A. はい。4年制大学を卒業していれば、学部を問わず養成課程へ進学できます。
Q. 働きながら通えますか?
A. 日中の講義と臨床実習が中心のため、退職後に再進学する方が多いです。
Q. 給付金制度はありますか?
A. 専門実践教育訓練給付金の対象です。条件を満たすことで、最大128万円の給付を受けられる可能性があります。
Q. まず何から始めればいいですか?
A. 進路を判断するうえで大切なのは、実際の学びや現場のイメージを持つことです。まずはオープンキャンパスで、教員によるミニ講義やカリキュラム説明を通して学びや仕事の内容を具体的に確認することをおすすめします。必要に応じて個別相談もご利用いただけます。
言語聴覚士の仕事や学びの内容を、実際に見て・聞いて確かめてみませんか。
教員と直接話せる機会もあります。
4年制大学卒業後に目指す言語聴覚士養成課程|日本福祉教育専門学校
日本福祉教育専門学校では、4年制大学卒業者を対象に、2年間で言語聴覚士の国家試験受験資格を取得できる養成課程を設けています。
このコースは、キャリアチェンジを考えている社会人や、大学で学んだ後に専門職を目指したいと考える人にとって、専門職としての基礎を集中的に学べる課程です。
2年間という短期間に、言語聴覚士として必要な専門知識と実践的スキルを凝縮したカリキュラムが組まれています。
一般の大学で取得した単位が一部認定される場合もあり、集中的な学習環境で同じ目標を持つ仲間とともに学び、国家試験受験に向けた学習環境が整っています。
保育士の経験を、医療の専門性へ
保育士として積み重ねてきた経験は、決して遠回りではありません。
その経験を土台に、医療国家資格としての専門性を加える。
それが、言語聴覚士という進路です。
進路を考える今こそ、選択肢を丁寧に比較してみてはいかがでしょうか。
まずは情報収集から始めてみませんか。
進路の選択肢を具体的に比較することで、自分に合った道が見えてきます。
言語聴覚士を目指せる学科

言語聴覚療法学科
ことば・きこえ・飲み込みの障がいを、訓練や指導を通してサポートする言語聴覚士。
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