言語聴覚士になるための勉強法とは

言語聴覚士になるためには、厚生労働省が定めている国家試験に合格しなければいけません。言語聴覚士の国家試験は年1回だけ受験することができる試験です。「言語聴覚士の国家試験に1回で合格するにはどうしたらいいの?」そんな疑問をお持ちの方に、どのような計画でどのように進めていけばよいか、言語聴覚士になるためのおすすめの勉強方法を紹介します。ぜひこちらを参考にしてみてください。

言語聴覚士はどうやったらなれるの?

まずは、言語聴覚士になるために必要な条件を確認しておきましょう。 高校卒業後、受験資格を得るためには4つの方法があります。

①文部科学省が指定する言語聴覚士養成課程のある4年制大学を卒業または卒業見込みがある方
②文部科学省が指定する言語聴覚士養成課程のある3年制短大を卒業または卒業見込みがある方
③一般の大学を卒業したのち、言語聴覚士養成校で2年学んだ方
④言語聴覚士養成校で3年学んだ方

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試験日や場所、試験の概要について

国家試験の言語聴覚士試験の概要は以下の通りです。

■ 試験日:毎年2月の中旬
■ 場所:全国6ヶ所(北海道、東京、愛知県、大阪府、広島県、福岡県)
■ 試験概要:「基礎医学」、「臨床医学」、「臨床歯科医学」、「音声・言語・聴覚医学」、「心理学」、「福祉・教育、言語聴覚障害学総論」、「失語・高次脳機能障害学」、「言語発達障害学」、「発声発語・嚥下障害・視聴覚障害」など

言語聴覚士になるための勉強法のポイント

言語聴覚士養成校で学びながら試験を受ける場合の、おすすめの年間勉強スケジュール例を紹介します。

■ 4月~夏:国家試験対策用ノートの作成にとりかかる前の年度に学習した多くの科目をいくつかの柱(4つを推奨:「言語系」「聴覚系」「発声発語・嚥下系」「その他」)にまとめます。授業で習った内容を元に、それぞれの「国家試験対策ノート」を作ります。

■ 夏~:過去問を利用した対策ノートの出来栄えを評価する例えば「言語系」の対策ノートに自分でまとめた内容が適切かどうかをはかる場合は、「失語症」や「言語発達障害」などの言語系の分野の過去問をそのノートを元に20問程度、解いてみます。何問解けたかによってそのノートの出来栄えが評価できます。不足している内容があれば、さらにノートを充実させる必要があることがわかります。

■ 秋~:対策ノートの内容を暗記するのではなく理解するこの頃になると病院での臨床実習も山場です。数々の患者さんをみる機会があります。ここでは是非にも対策ノートの内容を丸暗記するのではなく、目の前の患者さんの症状などを通して、いわゆるエピソード記憶のような忘れにくい知識の定着を意識し、理解に結びつけることを心がけましょう。時には患者さんの症状に関連する分野の過去問を解いてみて、理解の度合いを図ることも忘れないようにしましょう。対策ノートもさらに充実させましょう。

■ 冬~:過去問を使用した学習を行う対策ノートの理解を進めたら、それと同時に過去5年程度の過去問を解きます。単に何点とれたかをみるだけではなく、特に間違えたところはなぜ間違えたのかその理由も分析しましょう。また問題を多く解いて、問題に慣れるようにしましょう。択一問題の解き方にはテクニックがあります。わからなければ教員に積極的に聞いてみましょう。

言語聴覚士になるためには、自分のペースで、最後まで一貫して続けていくことができる勉強法を見つけることが大切になります。ここで紹介した勉強法はおすすめですが、すべての方に合うとまでは言えません。これを参考にして自分なりの勉強法を見つけ、コツコツと勉強していきましょう。

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