こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は、精神保健福祉士養成科(夜間部)の授業レポートをお届けします。

今回の授業テーマは、【ピアサポートとはなにか。その可能性について】です。
講師には、就労移行支援事業所こねくとの施設長である田村大幸様をお迎えしました。
① ピアサポートの定義
田村さんはまず「ピアサポート」とは何かについて話してくださいました。
ピアサポートとは、同じような経験を持つ者同士が支え合うことを意味します。
その活動には、直接的なサポートと間接的なサポートの二つがあります。
・直接的サポート:ピア同士が対話を通じて支え合い、学び合うことを指します。
一緒に活動し、対人サービスを通じて経験を共有しながら支援します。
・間接的サポート:ピア自身がサービスを受ける側として、経験を発信し、社会に働きかけることで、サービスや環境を改善する役割を担います。
また、彼らの声が代弁者としての力を発揮することもあります。
② リカバリー・経験は1人ひとり違うものという考え方
リカバリーは、ピアサポートの基本的な理念です。
田村さんは、リカバリーが個人によって異なるものであり、たとえ同じ病気を持っていても、その回復過程は一人ひとり異なると強調されました。
リカバリーは、医療的な側面だけでなく、内面的な側面にも関わる重要な過程です。
それぞれの経験を大切にしながら、回復への道を見つけることが必要だと学びました。

③ ストレングス視点での働き方
ここでの重要な考え方は「ストレングス視点」です。
ストレングスとは、利用者個人が持つ個人的な価値を探し出す姿勢のことを表します。
また、ストレングスは個人と環境の両方にあるものであるとお話いただきました。
自分の人生は自分のものであり、自らの力で進んでいくという意識を持つことが重要で他人を妬むのではなく、自分の人生の豊かさや可能性(ストレングス)に気づくことが大切とお話いただきました。
④ 多職種連携の重要性
最後に、田村さんは多職種連携の重要性についてもお話しくださいました。
利用者の可能性を広げるためには、ピアスタッフとそれぞれの専門職である多職種が協働することが不可欠です。
そこで、以下のポイントを大切にしたいと田村様はお話されました。
・自分一人で抱え込みすぎないこと。
・自分と相手の役割を理解すること。
・日常的にコミュニケーションを取ること。
・他職種のニーズを把握し、利用者を中心に据えてサポート方法を考えること。
授業のなかでは学生同士でピアサポートについて感想も交換しました。
ピアサポートの重要性を再確認する機会となりました。
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