社会福祉士になるための実習について

社会福祉士を目指すうえで、多くの方が気になるのが「実習」です。
社会福祉士の養成課程では、原則としてソーシャルワーク実習が必要です。

現行のカリキュラムでは、ソーシャルワーク実習は240時間以上と定められています。
実習先や実習時期、実習内容は養成施設によって異なるため、特に働きながら社会福祉士を目指す方は、入学前に確認しておくことが大切です。

この記事では、社会福祉士の実習時間、実習が免除・一部免除される場合、実習先の例、実習内容、働きながら目指す方が確認しておきたいポイントについて解説します。

社会福祉士の実習とは?

社会福祉士の実習は、相談援助の現場で、社会福祉士に必要な知識や技術を実践的に学ぶための科目です。

授業で学んだ制度や支援方法を、実際の福祉施設・医療機関・行政機関などの現場で確認しながら、利用者理解、相談援助の流れ、関係機関との連携、記録の作成などを学びます。

社会福祉士は、さまざまな生活課題を抱える方の相談に応じ、必要な支援や制度につなぐ専門職です。
実習では、その役割を実際の現場を通して理解していきます。

社会福祉士の受験資格や取得ルートについて詳しく知りたい方は、
社会福祉士になるには?受験資格・最短ルートをわかりやすく解説】もご覧ください。

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社会福祉士の実習時間は240時間以上

社会福祉士の養成課程では、原則としてソーシャルワーク実習が必要です。
現行のカリキュラムでは、ソーシャルワーク実習は240時間以上と定められています。

また、複数の実習施設等で実習を行うことが基本となっています。
ただし、実習の時期や日数、実習先の決まり方は養成施設によって異なります。

働きながら学びたい方は、入学前に以下の点を確認しておくと安心です。

  • 実習はいつ頃行われるのか
  • 実習期間はどのくらいか
  • 勤務先との調整が必要になる期間はどの程度か
  • 実習先は学校が指定するのか、自分で希望を出せるのか
  • 実習費・実習委託費が別途必要か

特に、土日のみ・夜間のみで実習を行うことは難しい場合があります。
仕事を続けながら社会福祉士を目指す方は、実習期間中の勤務調整についても事前に考えておきましょう。

社会福祉士の養成施設や働きながら学ぶ方法について詳しく知りたい方は、
社会福祉士の養成施設とは?働きながら社会福祉士を目指せる?】もご覧ください。

社会福祉士の実習が免除・一部免除される場合

社会福祉士の実習は、すべての方が必ず同じ時間数で行うとは限りません。

厚生労働省が定める指定施設などで、相談援助業務の実務経験がある方や、介護福祉士養成課程で「介護実習」を履修している方、精神保健福祉士養成課程で「ソーシャルワーク実習」を履修している方などは、実習の全部または一部が免除される場合があります。

ただし、実習の必要有無や免除の可否は、これまでの学歴・履修科目・実務経験などによって異なります。
自己判断はせず、必ず入学前に各養成施設へ確認しましょう。

相談援助業務の実務経験がある場合

指定施設で相談援助業務の実務経験がある場合、実習が免除されることがあります。

ただし、すべての福祉・医療・介護分野の経験が対象になるわけではありません。
勤務先の施設種別や職種、業務内容、勤務期間などによって判断されます。

実務経験として認められるかどうかは、各養成施設で確認が必要です。

介護福祉士・精神保健福祉士の養成課程で実習を履修している場合

介護福祉士養成課程で「介護実習」を履修している方や、精神保健福祉士養成課程で「ソーシャルワーク実習」を履修している方は、社会福祉士の実習の一部が免除される場合があります。

ただし、免除の可否や免除される時間数は、履修状況や入学する養成施設によって異なります。
該当する可能性がある方は、出願前や入学前に必ず確認しましょう。

社会福祉士の実習先の例

社会福祉士の実習先は、養成施設が実習受け入れ施設と連携して調整するのが一般的です。

実習先は、社会福祉士が実際に活躍している福祉・医療・行政などの現場です。
主な実習先の例としては、以下のような施設・機関があります。

  • 特別養護老人ホーム
  • 軽費老人ホーム
  • 老人デイサービスセンター
  • 介護老人保健施設
  • 地域包括支援センター
  • 身体障害者福祉センター
  • 障害者支援施設
  • 地域活動支援センター
  • 生活介護事業所
  • 就労継続支援事業所
  • 児童養護施設
  • 児童発達支援・障害児支援に関わる施設
  • 社会福祉協議会
  • 病院
  • 福祉事務所
  • 相談支援事業所

実習先の種類や地域は、養成施設によって異なります。
特定の分野や地域で実習を希望する場合は、実習先の決まり方や希望の出し方について、入学前に確認しておくとよいでしょう。

また、養成施設によっては、面談などを通して実習先の希望を確認し、可能な範囲で配慮している場合もあります。

社会福祉士の実習内容

実習で行う内容は、実習先の施設種別や利用者の状況、実習指導者の方針によって異なります。

ただし、社会福祉士の実習では、単に現場を見学するだけではなく、相談援助の実際を理解し、利用者支援や関係機関との連携について学ぶことが中心となります。

具体的には、以下のような内容が想定されます。

  • 実習施設の役割や機能を理解する
  • 利用者や家族への支援の流れを学ぶ
  • 相談援助業務の進め方を理解する
  • 実習指導者や相談員の業務に同行する
  • 支援計画や記録の考え方を学ぶ
  • 多職種・関係機関との連携を理解する
  • 地域の福祉資源について学ぶ
  • 実習記録を作成し、振り返りを行う

たとえば、実習の前半では施設の概要や利用者理解を中心に学び、後半では相談援助の場面や支援計画、関係機関との連携について理解を深めていくことがあります。

実習内容は実習先によって異なるため、実習前には施設の役割や対象となる利用者、関連する制度について調べておくと、より学びやすくなります。

実習前後のソーシャルワーク実習指導

社会福祉士の実習では、実習前後にソーシャルワーク実習指導が行われます。

実習前には、実習の目的や注意点、守秘義務、実習記録の書き方などを確認し、実習に向けた準備を行います。

実習後には、実習で学んだことを振り返り、相談援助の理解を深めていきます。
実習先での経験を整理することで、社会福祉士として必要な視点や課題を確認する機会になります。

働きながら社会福祉士を目指す方が確認しておきたいこと

働きながら社会福祉士を目指す方にとって、実習期間の調整はとても重要です。

授業は夜間課程や通信課程で両立しやすい場合でも、実習は平日の日中に行われることが多く、勤務先との調整が必要になる場合があります。

入学前には、以下の点を確認しておきましょう。

  • 実習が必要か、免除・一部免除の対象になるか
  • 実習の時期や期間
  • 実習先の決まり方
  • 実習中に仕事を休む必要があるか
  • 実習費や実習委託費が別途必要か
  • 実習前後の事前指導・事後指導の日程
  • 勤務先に相談しておくべき時期

実習の条件は、養成施設や課程によって異なります。
働きながら学ぶ場合は、授業の通いやすさだけでなく、実習期間の見通しまで含めて学校を選ぶことが大切です。

夜間課程での学び方について詳しく知りたい方は、
社会福祉士養成科(夜間部)】もご覧ください。

通信課程での学び方について詳しく知りたい方は、
社会福祉士養成通信課程】もご覧ください。

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