言語聴覚士に残業はある?夜勤・休日・働き方をわかりやすく解説

言語聴覚士の残業時間は、勤務先や担当業務によって異なります。ただし、病院や福祉施設などで働く言語聴覚士は日中勤務が中心となることが多く、夜勤が少ない職場も多い傾向にあります。

一方で、記録作成、カンファレンス、多職種との情報共有、食事時間に合わせた摂食・嚥下支援などにより、勤務時間外の対応が発生する場合もあります。

休日についても、土日休みの職場もあれば、365日リハビリテーションを行う病院や施設ではシフト制になることもあります。そのため、言語聴覚士を目指す際は、残業の有無だけでなく、夜勤、休日、勤務時間、職場ごとの働き方を理解しておくことが大切です。

この記事では、言語聴覚士の残業や夜勤、休日、働き方について、初めての方にもわかりやすく解説します。

言語聴覚士に残業はある?

言語聴覚士に残業があるかどうかは、勤務先や職場の体制によって異なります。

病院、介護施設、児童発達支援施設、訪問リハビリテーションなど、言語聴覚士の活躍の場は幅広く、勤務時間や業務量も職場ごとに異なります。

一般的には、言語聴覚士は日中にリハビリテーションや検査、評価、記録作成などを行うことが多く、実働時間は7〜8時間程度の職場が多いと考えられます。

ただし、勤務終了後に記録をまとめたり、多職種との情報共有を行ったりすることで、残業が発生する場合もあります。また、患者さんや利用者さんの数、担当する領域、職場の人員体制によっても忙しさは変わります。

そのため、「言語聴覚士は残業がまったくない仕事」と考えるのではなく、職場によって残業の有無や働き方が異なる仕事と理解しておくとよいでしょう。

遅い時間までの残業は少ない傾向

言語聴覚士は、あらかじめ決められたスケジュールに沿って、検査や訓練、記録作成などを行うことが多い仕事です。

看護師や介護職のように夜勤を担当する職場は多くないため、深夜まで勤務が続くケースは比較的少ない傾向にあります。

ただし、勤務先の体制や担当人数、記録作成の量、カンファレンスの有無によって残業が発生することはあります。そのため、残業時間や勤務体制は、就職先を検討する際に確認しておくと安心です。

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言語聴覚士の残業が発生しやすい場面

言語聴覚士の仕事では、リハビリテーションそのものだけでなく、記録や準備、多職種との連携も大切な業務です。そのため、以下のような場面で残業が発生することがあります。

記録作成や評価のまとめ

リハビリを行った後は、患者さんや利用者さんの状態、訓練内容、変化、今後の方針などを記録します。

一人ひとりの状態を正確に記録することは、継続的な支援や多職種との情報共有に欠かせません。担当人数が多い日や、評価内容を詳しくまとめる必要がある日は、記録作成に時間がかかることがあります。

カンファレンスや多職種との情報共有

言語聴覚士は、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、介護職、保育士、教員など、さまざまな職種と連携しながら支援を行います。

患者さんや利用者さんの支援方針を話し合うカンファレンスや、退院・在宅復帰に向けた調整などがある場合、通常業務に加えて時間が必要になることがあります。

食事時間に合わせた摂食・嚥下支援

言語聴覚士は、食べ物を飲み込む力に不安がある方への摂食・嚥下支援にも関わります。

食事場面での様子を確認する必要がある場合、昼食や夕食などの時間に合わせて評価や支援を行うことがあります。勤務時間内に調整されることが多いものの、職場や担当状況によっては業務時間が前後する場合もあります。

訓練準備や教材作成

小児分野や失語症、高次脳機能障害などの支援では、一人ひとりに合わせた教材や訓練内容を準備することがあります。

対象者の年齢、症状、興味関心に合わせて内容を工夫する必要があるため、準備に時間がかかる場合もあります。

言語聴覚士に夜勤はある?

言語聴覚士は、看護師や介護職のように夜勤を行う職場は多くありません。

言語聴覚士の主な業務は、日中に行う検査、評価、訓練、助言、多職種との連携などです。そのため、病院や施設で働く場合でも、日中勤務を中心とする職場が多い傾向にあります。

ただし、勤務先によっては早番や遅番、土日祝日の勤務がある場合もあります。また、回復期リハビリテーション病棟や介護施設などでは、365日リハビリテーションの体制により、シフト制で勤務することもあります。

夜勤の有無だけでなく、土日祝日の勤務、シフト制の有無、勤務時間帯などを事前に確認することが大切です。

言語聴覚士の休日は?

言語聴覚士の休日は、勤務先によって異なります。

土日祝日が休みの職場もありますが、病院や介護施設などでは、土日祝日を含むシフト制の職場もあります。特に、365日リハビリテーションを行っている病院や施設では、平日休みになることもあります。

一方で、学校、教育機関、一部の行政機関、児童発達支援施設などでは、比較的規則的な休日になりやすい場合もあります。

休日の曜日や勤務体制は職場によって異なるため、就職先を考える際には、年間休日数、週休の形、土日祝日の勤務有無、シフトの組み方などを確認しておくと安心です。

職場別に見る言語聴覚士の働き方

言語聴覚士の働き方は、勤務先によって特徴が異なります。

病院で働く場合

病院では、脳卒中後の失語症、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害などを対象に支援を行うことが多くあります。

急性期、回復期、慢性期など、病院の機能によって業務内容や忙しさは異なります。カンファレンスや退院支援、多職種連携も多く、記録や情報共有の時間が必要になることがあります。

介護施設・福祉施設で働く場合

介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、デイサービスなどでは、高齢者の摂食・嚥下支援やコミュニケーション支援に関わることがあります。

利用者さんの生活に寄り添いながら、介護職や管理栄養士、看護師などと連携して支援を行います。施設によってはシフト制の場合もあるため、勤務体制の確認が大切です。

小児分野で働く場合

児童発達支援センター、放課後等デイサービス、教育機関などでは、ことばの発達やコミュニケーションに課題のある子どもへの支援を行います。

子ども本人への支援だけでなく、保護者への助言や、保育士・教員との連携も重要です。職場によって勤務時間や休日は異なりますが、比較的日中の支援が中心となることが多い分野です。

小児分野の仕事内容について詳しく知りたい方は、「小児分野で働く言語聴覚士とは?仕事内容や活躍の場を解説」もご覧ください。

訪問リハビリテーションで働く場合

訪問リハビリテーションでは、利用者さんの自宅を訪問し、生活環境に合わせた支援を行います。

移動時間や訪問件数によって1日の流れが変わるため、スケジュール管理が大切です。在宅での食事やコミュニケーションの様子を確認しながら、本人や家族の生活に合わせた支援を行います。

言語聴覚士の1日の流れは?

言語聴覚士の1日の流れは、勤務先によって異なります。

たとえば病院では、朝礼やミーティングの後、個別リハビリ、摂食・嚥下の評価、記録作成、カンファレンスなどを行うことがあります。

介護施設や福祉施設では、利用者さんの生活場面に合わせて、食事場面での支援やコミュニケーション支援を行うことがあります。

小児分野では、子どもへの個別支援、保護者への説明、支援記録の作成、関係職種との情報共有などが主な業務になります。

1日のスケジュールは職場や担当領域によって異なるため、具体的な働くイメージを知りたい方は、「言語聴覚士の1日のスケジュールって?」もご覧ください。

働き方を考えるときに確認したいポイント

言語聴覚士を目指す際は、残業の有無だけでなく、自分に合った働き方ができるかを考えることも大切です。

就職先を検討する際には、以下のような点を確認するとよいでしょう。

  • 勤務時間
  • 残業の有無や平均的な残業時間
  • 夜勤の有無
  • 土日祝日の勤務有無
  • シフト制か固定勤務か
  • 年間休日数
  • 担当する患者さん・利用者さんの人数
  • 多職種連携の体制
  • 同じ職場に言語聴覚士が何名いるか
  • 教育体制や相談しやすい環境があるか

働き方は職場によって異なります。入職後にギャップを感じないためにも、求人票だけでなく、見学や説明会などで実際の働き方を確認することが大切です。

言語聴覚士の仕事の大変さについて詳しく知りたい方は、「言語聴覚士の大変なこと・苦労とは?乗り越えるためのポイントも解説」も参考にしてください。

まとめ

言語聴覚士の残業時間や休日、働き方は、勤務先や担当する業務によって異なります。

一般的には日中勤務が中心となる職場が多く、夜勤が少ない職場も多い傾向にあります。一方で、記録作成、カンファレンス、多職種連携、摂食・嚥下支援などにより、残業が発生する場合もあります。

休日についても、土日休みの職場もあれば、365日リハビリテーションの体制によりシフト制になる職場もあります。

言語聴覚士を目指す際は、残業があるかどうかだけでなく、夜勤、休日、勤務時間、職場ごとの働き方を理解しておくことが大切です。

人を支える仕事に関心があり、専門性を活かして長く働きたい方は、言語聴覚士という進路を検討してみてはいかがでしょうか。

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