精神保健福祉士の面接では何が聞かれる?志望動機の伝え方も紹介

精神保健福祉士の面接では、面接官からどのようなことを聞かれるのでしょうか?事前に想定される質問を把握し、自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。今回は面接でよく聞かれる質問や、志望動機を伝えるポイント、面接の全体的な流れや当日の身だしなみ等、面接に必要な事前準備について詳しく紹介します。

精神保健福祉士の面接で必要なこと

精神疾患という行動や感情が複雑な患者さんをケアする精神保健福祉士。不測の事態にも臨機応変に対応できる能力が必要とされており、精神保健福祉士として相応しいかを判断するため、採用する側も面接をとても重視しています。第一印象はもちろん、自然な表情で話しているか、誠実な姿勢は見られるかのコミュニケーション能力など、その人の雰囲気や人柄をしっかりチェックします。だからと言って過度に身構える必要はありません。面接では素直な姿を積極的にアピールしましょう。限られた時間内で、自分の魅力を最大限にアピールできるよう、質問されることを予め予測し、自分なりの答えを準備しておくことが大切です。

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面接でよく聞かれる質問とは?

面接では様々な質問をされますが、「この人にうちで働いてもらいたい!」と思ってもらうには、受けた質問に対してきちんと答えを返す必要があります。そこで、よく聞かれる質問をいくつかピックアップします。

質問(1)精神保健福祉士として働きたい理由を教えてください

精神保健福祉士として働きたい理由はよく質問されます。つまり「志望動機」のことを言いますが、これは精神保健福祉士に限らず、一般企業の面接でも聞かれます。面接官が、「この人なら頑張って働いてくれそう」と思ってもらうには、例えば心に障害を持つ人をケアしたことがある等、精神保健福祉士とつながる自分の体験談があるとよりリアルに伝わります。

【志望動機例】 ※医療機関や福祉施設での採用面接を想定
「自分の親戚で心に障害を持つ人がいたことがきっかけで、精神障害にも様々な症状があることを知りました。その人のサポートを通じて、もっとひとり一人に適した支援がしたいと精神保健福祉士の資格を取得しました。貴院では、患者の社会復帰に重点をおいたケアをしていると知り、これまでの経験を生かして患者の社会復帰に貢献したいと考え応募しました。精神障害者が少しでも早く社会復帰できるサポートをしてきたいと考えております。」

志望動機は、精神保健福祉士として何がしたいのか?自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。ただ単に「精神保健福祉士になりたいから」では、具体的な思いが分からず相手も困ってしまいます。患者一人ひとりにどう向き合い心のケアに取り組むのか。自分の考えをしっかりまとめておきましょう。

質問(2)この職場を志望した理由を教えてください

数ある中からこの職場を選び、志望した理由もよく質問されます。応募した理由と職場の雰囲気がマッチしているかという意図もあります。そのためには、他の職場との違いや、どんな点に魅力を感じたのか、就職したらどんなことに貢献したいのか、について考えをまとめておく必要があります。応募先の公式サイトで運営方針や代表者メッセージをチェックし、他の施設のサイトも見ながら、その違いや魅力だと感じた点を書き出し、自分の考えをまとめておくと良いでしょう。

質問(3)自己PRをお願いします

自己PRについても考えておきましょう。その土台になるのは、精神保健福祉士ではどんな人材を求めているという点です。例えば、相手の思いを理解する「コミュニケーション力」を求めているのなら、コミュニケーション力が高いと思われる答えを探す必要があります。自分の過去を振り返り、学生時代にアルバイトで幅広い年齢の人と接客していた体験などを書き出し、そこで得たメリットをリストアップしてPRに盛り込みましょう。

質問(4)その他何か質問はありますか?

この質問は、面接終了を合図する質問です。「特にありません」と答えるのは、志望先への関心度が低いと思われますので、必ず質問で返しましょう。「何か質問はありますか?」と聞かれた時の逆質問のポイントとして、自分が入社した後のイメージを膨らませる質問が良いでしょう。志望先への関心や入社意欲の高さをアピールできます。また、質問例としては、以下のようなものがあります。

  • 「施設内はどのような雰囲気なのか教えてください」
  • 「貴施設が新人に対して求めることは何でしょうか?」
  • 「職員の一日の業務スケジュールについて詳しく教えてください」

自身で応募先の公式サイトをチェックし、質問したい点について複数用意しておくと良いでしょう。

面接における注意点について

最後に面接当日に持っていくものや、面接の全体的な流れ、面接時の身だしなみについてもチェックしましょう。

面接当日に持っていくもの

  • 履歴書、職務経歴書などの提出書類

履歴書や職務経歴書は、汚れたり折れたりしないよう封筒に入れましょう。事前に郵送して提出する場合は、何を書いたのか自分でも分かるようにコピーを持っていくと安心です。

  • 面接場所の地図や連絡先

面接会場までスムーズに移動できるよう、事前に必ず場所をチェックしてください。当日は場所が分かる地図も用意しておくと良いでしょう。電車の遅延など、面接時間に遅れるトラブルも想定し連絡先も忘れずに。

  • 筆記用具、メモ用紙、印鑑

使わない可能性もありますが念の為持っていると安心です。

面接の全体的なスケジュール

受付から退室するまでの全体的な流れについて紹介します。遅刻は当然厳禁ですので、事前に面接時間や場所、交通ルートを確認し、面接時間の5~10分くらい前に到着するようにしましょう。

  • 受付

受付では「〇時からの面接のお約束を頂いております〇〇と申します」と、面接の目的で訪問したことを伝えます。受付がいない場合は、入口周囲にいる方に声をかけてください。待合室に案内されたら、案内に従って待合室で静かに待ちましょう。面接前には、携帯電話はマナーモードか電源をオフにしておきましょう。

  • 入室

面接室に入室してから着席するまでは、以下の流れになります。
(1) 軽くドアをノックします。「どうぞ」と言われたら入室します。
(2) 入室前には「失礼いたします」と声をかけます。
(3) 入室したら椅子の横まで歩き「〇〇です。本日は宜しくお願いします」と言い一礼します。
(4) 面接官に「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と言って着席します。

  • 面接中

面接している時は、背筋を伸ばして笑顔で元気よく答えましょう。質問に対して、スピーディーに答える必要はありません。慌てず落ち着いて正確に答えるようにしましょう。相手の目を見ながら話すと誠意が伝わります。正しい敬語と丁寧な言葉づかいで話しましょう。

  • 退室

面接は終了ですが、退室まで気を抜かないようにしましょう。
(1) 面接が終わったら席の横に立って、「本日はありがとうございました。」と言って一礼します。
(2) ドアを開けたら面接官に振り返り、「失礼します」と軽く一礼。
(3) 退室したらドアを静かに閉めます。

面接での身だしなみについて

身だしなみはで一番大切なのは、「清潔感」と「誠実さ」が伝わることです。「面接時は私服で」という場合もありますが、それでもジーンズや露出度が高いようなカジュアル過ぎる服装はNGです。清潔感と誠実さを印象付けるよう服装にも注意しましょう。

項目男性女性
髪型・寝ぐせやふけはNG。短髪ですっきり清潔感のある髪型がベスト
・明るすぎる髪色は、落ち着いた色に戻す
・ヘアゴムやピンなどでまとめて、すっきり清潔感のある印象に
・おじぎをしても髪が顔にかからないようにするとベスト
服装・紺色など、ダーク系のスーツがベスト
・スーツ以外の場合は、落ち着いた色のジャケットとボトムスを着用
・ネクタイが曲がっていないかをチェック
・靴下はスーツに合わせたダーク系のものを
・靴はきちんと磨いておく
・靴下に穴がないかも注意
・紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色のスーツがベスト
・スーツ以外の場合は、落ち着いた色のジャケットを着用
・スカートの場合は膝が隠れるくらいの丈に
・ストッキングは自然な肌色のもの
・ピンヒールやミュール、サンダルはNG
・靴下・ストッキングなどに穴がないかも注意
・ひげはきれいに剃ること
・目やにがついていないか、鼻毛が出ていないかにも注意
・健康的なナチュラルメイクで派手になりすぎないように注意

今回は面接で聞かれる質問や、面接の事前準備について紹介しました。事前準備は一人で行えますが、面接は相手が必要になるので、家族や友人を相手に練習したり、学校に通っている人は就職相談で模擬面接を受けてみたりなど、準備をしっかり行ってください。

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