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【コラム】64万円以上も年収差?!介護士と介護福祉士の違いは?

2023/05/09

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。

今回は初めて介護の資格を取得しようと考えている方に、その違いをわかりやすく説明します。

 

介護業界の資格や職種はいくつかあり、なかには名称がとても似ているものもあります。

 

介護士(無資格可)

介護士とは、資格の有無に関わらず、介護業務に従事している方の総称です。
無資格者も含めて、介護サービスを提供している介護職員を総称した呼び方です。

 

介護福祉士(国家資格)

介護士と名称はよく似ていますが、違います。
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づいた介護福祉分野で唯一の国家資格です。

現場の責任者として、ヘルパーなど他のスタッフに指示や指導を行うことがあります。

 

ヘルパー(無資格可)
ヘルパーも介護士と同様に特定の資格がなくてもなることができます。
以前はホームヘルパー(訪問介護員)という資格がありましたが、最近では要介護者の自宅を訪問して身体介護をおこなうには、厚生労働省による「介護職員初任者研修」「実務者研修」に参加して認定を受ける必要があります。

 

ケアワーカー(呼び名)
ケアワーカー=介護職員と定義している現場がほとんどだと思われます。
「ケア」+「ワーカー」と分解して、「介護」の「労働者」という意味では、介護従事者のすべてに該当するという解釈もできます。
実際に介護施設の一部では、無資格者、初任者研修修了者、介護福祉士に関係なく、介護職員すべてを「ケアワーカー」と呼ぶこともあります。

逆に言えば、介護福祉士の国家資格を取得していても、介護業務に従事していない場合はケアワーカーとはみなされません。

 

介護支援専門員=ケアマネジャー(公的資格)
ケアマネジャーは介護が必要な方が、適切にサービスを利用できるようにケアプランを作成したり、調整する仕事です。
そのため、介護については介護福祉士よりも多くの知識を必要されるため、介護福祉士として実務を経験後にケアマネジャーの公的資格を取得するため資格試験を受験するケースが多いです。

介護福祉士のキャリアップとして目指す人もいる資格です。
職場では、ケアマネジャーが介護福祉士の上司であることも多く、介護福祉士の良き相談相手であったり、仕事上でもとても近い関係にあります。

 

社会福祉士(国家資格)

社会福祉士と介護福祉士は資格の種類を指しており、2つとも「国家資格」です。

ですが、仕事内容勤務先に大きな違いがあります。

 

◆社会福祉士は、

高齢者や障害者だけでなく、子どもや低所得者など幅広い方を対象に「相談」や「助言」などの援助を行います。

 

◆介護福祉士は、

介護が必要な高齢者や障害者への食事・入浴・排泄・歩行など直接的な介助を行いますので、この点に大きく違いがあります。

社会福祉士は、幅広く活躍できることが魅力のひとつですが、介護福祉士よりも国家試験の合格率が低く(2023年3月では全国平均44.2%)、難易度の高い資格となっています。

 

このように、介護業界ではさまざまな名称の資格がありますが、給与や待遇面では違いがあります。

ここでは、一般によくその違いがわかりにくい「介護士」と「介護福祉士」を比較してみましょう。
給与・待遇については、基本給賞与額資格手当などによって大きな差があります。

厚生労働省の「令和2年介護従事者処遇状況等調査結果」では以下の通りです。

 

無資格の介護士   :平均給与額 275,920円
国家資格の介護福祉士:平均給与額 329,250円

 

その差は1カ月で53,330円です。

年間ではボーナスを含めない場合でも約64万円以上の収入差があるのです。

 

このような結果から、介護職として働く人は介護福祉士を目指していただきたい資格と言えます。
最近では社会人からの学び直しで学費を自己負担せずに専門学校で学んで国家資格取得を目指す制度も充実していますので、キャリアアップやキャリアチェンジにおすすめです。

 

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日本福祉教育専門学校では、福祉業界未経験の方のキャリアチェンジを応援しております。

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