日本福祉教育専門学校

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<オープン講座>業界理解 医療

2025/07/04

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
<オープン講座>業界理解「医療」についての様子をレポートします。

 

オープン講座とは・・・?

学科の垣根を越えて参加できる自由参加型の講座です。

福祉業界で活躍していく皆さんのために本校専任教員による特別講義を開講しております。

 

 

今回のオープン講座では、精神保健福祉士養成学科の岡﨑先生による業界理解 「医療」についての授業が行われました。

 

岡﨑先生は、国立武蔵療養所や国立療養所久里浜病院、さらにはさいたま市こころの健康センターといった現場で豊富な経験を重ねてきた精神保健福祉士であり、医療と福祉の現場を深く理解されている専門家です。

今回の授業では、先生の現場での経験談を交えながら、医療機関の構造や開設主体、そこで働く専門職たちの役割、そして精神保健福祉士(PSW)の担う重要な使命について学びました。

 

医療施設は国や自治体、医療法人、個人など多様な主体によって設立・運営されています。

実際、全国の病院のうち約7割が医療法人によって開設されているというデータ(2018年 厚生労働省)も紹介され、医療の供給体制を理解するうえで重要な視点が提供されました。

 

医療機関は、医師や看護師のみならず、薬剤師や臨床心理士、理学療法士、臨床検査技師など、多職種によるチーム医療が基本です。

その中で、精神保健福祉士は医療と地域、本人と家族、制度と現実とをつなぐ架け橋として、多様な役割を担っていることが強調されました。

 

精神保健福祉士が最も多く活躍しているのは医療機関であり、特に精神科病院や診療所、総合病院などが中心です。

長期入院者の社会復帰支援や、地域と連携した生活支援が主な業務であり、その背景には、精神障害を持つ人々が地域で安心して暮らせるようにするという目的があります。

 

 

さらに、岡﨑先生は「インテイク面接(初回面接)」の重要性についても詳しく解説されました。

本人が相談に積極的でない場合や、家族との関係性が複雑な場合でも、丁寧に本人の言葉に耳を傾け、ラポール(信頼関係)を築くことがいかに大切かを、実際の場面を例に取り上げながら伝えてくださいました。

 

授業の終盤では、精神科病院におけるソーシャルワーカーの「役割形成」についての講義もありました。

PSWはしばしば病院組織内での曖昧な立場に置かれ、マンパワー不足の中で多くの業務を担わざるを得ない状況にあります。

そのなかで、利用者と組織、医療と福祉の間で“双方の利益をつなぐ”という視点を持ち続けることが、PSWとしてのミッションの核心であるというメッセージが、受講者の心に強く響いたようです。

 

今回のオープン講座では、単に精神保健福祉士の仕事内容を知るだけでなく、現場でのリアルな葛藤や、やりがい、そして専門職としての誇りを感じることができました。

 

これから医療福祉の分野を志す皆さんにとって、現実と向き合いながら専門職として成長していくイメージがより明確になったのではないでしょうか。

次回のオープン講座もお楽しみに!

 

 

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