2024/08/09
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回のテーマは、「ご家族がうつ病にかかったときの対処法」です。
うつ病はサポート周りが疲れてしまうケースもあります。
周囲でサポートをしている方が共倒れにならないように、うつ病当事者のご家族や身近な皆様に知っておいていただきたいことをお伝えいたします。
1、いつもと違う様子に気づく
うつ病になると、気分は落ち込んだり憂うつな気持ちになったり、やる気が出ないなどの症状がみられます。
こころの不調のサインは当事者本人ではなかなか気づきにくいものですし、気づいていても「家族や職場に迷惑をかけたくない」という思いから自分で抱え込むケースがあります。
そこで身近にいる「家族の気づき」が重要です。
≪こころの不調サイン≫
2週間続くと要チェック!
■からだ
①朝早く目が覚める、夜中に何度も目が覚めて眠れない、寝つきが悪い
②頭が重い、肩や首が重い、下痢や便秘が続く など
■こころ
①気分が落ち込んでいる、憂うつ、悲観的な感情になる
②何事にも興味がもてない、何をするにも億劫だ
③イライラして落ち着かない、不安、焦りがある
■行動
①勤務先遅刻や欠席が増える
②出社拒否または勤務先に行きたがらない
③口数が減って会話が少なくなる、自身に対して否定的な発言が増える
④人を避けるようになった
2、大切な家族を守るために
うつ病はさまざまな症状や変化がありますが脳の病気によるもので、「甘え」や「怠け」によるものではありません。
うつ病当事者の方が不安を抱えて一番つらいのだということを理解して、ご家族や周囲の方は治療に協力したりサポートすることが大きな力になります。
■相談につなげる
①話を聴く
いつもと違う様子に気づいたら、本人の話にゆっくりと耳をかたむけて、否定せず、まずは本人が一番言いたいことを理解しようという姿勢で傾聴しましょう。
②相談する
本人が相談できそうなときは勤務先の産業医や相談窓口に相談するように促してみましょう。
③長時間労働のおそれやハラスメントは疑われる場合
そのままの状況が続くと、うつ病などのメンタルヘルス不調のリスクがあるため、早めに対応することが望まれます。
総合労働相談センターへ相談する方法などがあります。
■療養を支える
①安心できる環境つくり
こころの不調の時に一番大事な基本は「安心して休息する」ことです。
ご家庭では、安心感を与え、ゆっくり憩いの時間をとることができる環境つくりをすることで、病気への発展を防止することだけでなく、回復を促すことにも繋がります。
②病院への受診を勧める
様子をみていても以前と違う状態が続くようであれば早めの受診を勧めましょう。
うつ病などの言葉は使わず、「疲れが抜けない状態がずっと続いていることが心配」と気持ちを伝えましょう。
受診は精神科医や心療内科医などの専門医が好ましいです。
初診には付き添いが望ましいです。
3、うつ病の基本的な8つの対応
家族がサポートで疲れないためには、うつ病の基本的な対応について知ることが大切です。
ここでは、8つの基本的な対応について紹介します。
4、家族が共倒れしないための5つの対処法
うつ病の療養と回復には時間がかかるケースもあり、症状も時間帯に日にちによって異なるため家族や周囲が振り回されて疲れてしまうことも少なくありません。
もしもうつ病のサポートで疲れてしまったときの5つの対処法をお伝えします。
ご家族がサポート疲れで不眠や食欲不振、抑うつといった心身の不調が出現している場合は、早めに精神科や心療内科、、メンタルクリニックなどの医療機関を受診するようにしましょう。
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