2025/06/12
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
<オープン講座>「医療従事者から福祉人材に期待すること」についての様子をレポートします。
学科の垣根を越えて参加できる自由参加型の講座です。
福祉業界で活躍していく皆さんのために本校専任教員による特別講義を開講しております。
今回のオープン講座では言語聴覚士療法学科の専任教員 浜田先生をお招きし、福祉の現場に立つ私たちが、医療の視点からどのような期待を寄せられているのかを学びました。
まず先生からは、ご自身の専門である言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist/ST)の仕事内容について紹介がありました。
STは、「話す・聴く・食べる」のスペシャリストです。成人・小児・きこえ・嚥下の4つの領域に分かれ、それぞれの対象者に応じた訓練・支援を行います。
授業では、スピーチ・チェーンという概念を用いて、「相手に伝わるまで」のプロセスを分解し、どの部分にどんな支援が必要かを学びました。
講義の中で特に印象的だったのが、多職種連携におけるチーム医療の進化についてのお話でした。
チームは、各職種が独立して関わる「多職種チーム(multidisciplinary)」から、互いに連携し合う「相互関係チーム(interdisciplinary)」、そして役割を越えて協働する「相互乗り入れチーム(transdisciplinary)」へと成熟していきます。
この進化の中で重要になるのが、「職種=役割」といった固定観念を超え、目の前の人に必要な支援をチーム全体で考える柔軟な視点です。
医療従事者から見た福祉職への期待も、まさにこの“連携力”と“気づき”にありました。
嚥下障害や失語症といった具体的な症状についての解説もあり、学生たちにとっては実践を意識するきっかけになったようです。
・誤嚥を防ぐための食形態や姿勢の工夫
・失語症の方とのコミュニケーションで大切な「ゆっくり待つ」「図や実物で伝える」
・「はい/いいえ」で答えやすい質問の仕方
など、福祉現場でもすぐに生かせるヒントがたくさん詰まっていました。
紙とペン、カレンダーや地図、スマートフォンの画像検索などを使って、視覚的・具体的に支援する工夫も紹介され、
「相手に伝わる支援」とは何かを考える貴重な時間となりました。
今回の講座では、言語聴覚士の専門的な視点から、医療と福祉が連携する意義について多角的に学ぶことができました。
授業を通して、学生たちは「伝わること」「支えること」の難しさと重要性に触れ、
現場でのコミュニケーション支援やチームの在り方について深く考えるきっかけを得たようです。
今後、福祉の専門職を目指すうえで、医療職と連携しながらより良い支援を届けるための土台となる学びとなりました。
次回のオープン講座もお楽しみに!
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