【コラム】言語聴覚士が全米でヘルスケア部門3位の職業へ
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は「言語聴覚士」という職業についてご紹介します。
1、US Newsで“最高のヘルスケアの仕事”で3位
先日アメリカのUS Newsで“最高の仕事”をランク付けするBest Jobsが発表されました。
そこで言語聴覚士のランキング高く評価されています。
★最高のヘルスケアの仕事 第3位
★100の最高の仕事 第10位
US Newsが最高の仕事をランク付けする方法はいくつかあります。
給与、失業率、ストレスに関するデータを分析して、その年の上位の仕事を選択します。
そして、労働者は高い給与、充分なオープンポジション、昇進などの機会を好みます。これらもUS News Best Jobsランキングを作成するために使用されます。
たとえばこんなスコアが参考にされているようです。
・米国労働統計局によって決定された2020年~2030年までの求人予測数と割合
・給与の中央値や最高支払いリスト
・10年間の成長率(職業の雇用率の伸び)
・ストレスレベル
・ワークバランス など
どれも職業を選択する上では重要視しておきたい項目ばかりです。
アメリカで言語聴覚士になるには、すべての州で免許が必要であり、さらに2年間の音声言語病理学修士(大学院プログラム)を完了する必要があります。
さらに意欲的に学ぶ人も多く、最低36週間または約400時間の臨床経験である臨床フェローシップを完了することもできます。
言語病理学者として臨床能力証明書(CCC-SLP)を取得する人も多いようです。
2、日本の厚生労働省における言語聴覚士は
アメリカに続いて、日本での言語聴覚士という職業について調べてました。
日本では言語聴覚士は国家資格で厚生労働省管轄ですので、厚生労働省職業情報提供サイト『job tag』を参考にしました。
どんな仕事?
ことばによるコミュニケーションや嚥下に困難を抱える人を対象に、問題の程度、発生のメカニズムを評価しその結果に基づいて訓練、指導を行う。
脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、摂食・嚥下など多岐に渡る障害に対応する。
それらは、医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・ケアマネジャー・教師・心理専門職など他職種と連携し、チームの一員として、小児から高齢まで幅広い年齢層を支援する。
就業するには?
言語聴覚士にためには国家試験に合格しなければならない。
必要な知識と技術を修得、卒業することは条件になる。
言語聴覚士の養成教育では、基礎科目と専門科目を学び、さらに病院・リハビリテーションセンター・小児の療育施設などで臨床実習を行い、言語聴覚障害がある人を支援するために必要な知識・技術・倫理を習得する。
さらに、知識・技術にとどまらず、言葉で意思を表現したくてもできにくい人々の思いを受け取めて、上手に引き出す力が求められる。
学歴(実際に働いている人が多いと感じる学歴)
大卒 81.8%
専門卒 48.1%
修士 14.3%
就業者(就業者統計データ)
女性が70%
年齢層は40歳以下が75%
全国に19,210人
労働時間は161時間
賃金(年収)
426.5万円
就業形態
正規の職員、従業員 87.1%
(出典:令和3年賃金構造基本統計調査)
日本では高齢化進むなかで嚥下へのアプローチや、最近社会でも増加傾向にあるのではな
いかと話題になっている発達障害児への早期リハビリなど需要が高まり、今後さらに社会
で必要とされる職業であることに間違いありません。
また、学歴や年齢層からもかわるように、大卒者のキャリアチェンジ先として選ばれる職業です。これまでの社会人経験やスキルを活かして、この職業を選択する人も多くいます。
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