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2022/12/23

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【コラム】言語聴覚士が全米でヘルスケア部門3位の職業へ

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。 今回は「言語聴覚士」という職業についてご紹介します。 1、US Newsで“最高のヘルスケアの仕事”で3位   先日アメリカのUS Newsで“最高の仕事”をランク付けするBest Jobsが発表されました。 そこで言語聴覚士のランキング高く評価されています。   ★最高のヘルスケアの仕事 第3位 ★100の最高の仕事    第10位   US Newsが最高の仕事をランク付けする方法はいくつかあります。 給与、失業率、ストレスに関するデータを分析して、その年の上位の仕事を選択します。 そして、労働者は高い給与、充分なオープンポジション、昇進などの機会を好みます。これらもUS News Best Jobsランキングを作成するために使用されます。   たとえばこんなスコアが参考にされているようです。 ・米国労働統計局によって決定された2020年~2030年までの求人予測数と割合 ・給与の中央値や最高支払いリスト ・10年間の成長率(職業の雇用率の伸び) ・ストレスレベル ・ワークバランス  など どれも職業を選択する上では重要視しておきたい項目ばかりです。   アメリカで言語聴覚士になるには、すべての州で免許が必要であり、さらに2年間の音声言語病理学修士(大学院プログラム)を完了する必要があります。 さらに意欲的に学ぶ人も多く、最低36週間または約400時間の臨床経験である臨床フェローシップを完了することもできます。 言語病理学者として臨床能力証明書(CCC-SLP)を取得する人も多いようです。   2、日本の厚生労働省における言語聴覚士は   アメリカに続いて、日本での言語聴覚士という職業について調べてました。 日本では言語聴覚士は国家資格で厚生労働省管轄ですので、厚生労働省職業情報提供サイト『job tag』を参考にしました。 どんな仕事? ことばによるコミュニケーションや嚥下に困難を抱える人を対象に、問題の程度、発生のメカニズムを評価しその結果に基づいて訓練、指導を行う。 脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、摂食・嚥下など多岐に渡る障害に対応する。 それらは、医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・ケアマネジャー・教師・心理専門職など他職種と連携し、チームの一員として、小児から高齢まで幅広い年齢層を支援する。   就業するには? 言語聴覚士にためには国家試験に合格しなければならない。 必要な知識と技術を修得、卒業することは条件になる。 言語聴覚士の養成教育では、基礎科目と専門科目を学び、さらに病院・リハビリテーションセンター・小児の療育施設などで臨床実習を行い、言語聴覚障害がある人を支援するために必要な知識・技術・倫理を習得する。 さらに、知識・技術にとどまらず、言葉で意思を表現したくてもできにくい人々の思いを受け取めて、上手に引き出す力が求められる。   学歴(実際に働いている人が多いと感じる学歴)  大卒  81.8% 専門卒 48.1% 修士  14.3%   就業者(就業者統計データ)  女性が70% 年齢層は40歳以下が75% 全国に19,210人 労働時間は161時間   賃金(年収) 426.5万円   就業形態 正規の職員、従業員 87.1% (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)     日本では高齢化進むなかで嚥下へのアプローチや、最近社会でも増加傾向にあるのではな いかと話題になっている発達障害児への早期リハビリなど需要が高まり、今後さらに社会 で必要とされる職業であることに間違いありません。   また、学歴や年齢層からもかわるように、大卒者のキャリアチェンジ先として選ばれる職業です。これまでの社会人経験やスキルを活かして、この職業を選択する人も多くいます。   今からでも間に合う! >社会人経験を活かして、受講料無料で学べる制度はこちら  「2023年4月入校 東京都求職者向け言語聴覚士職業訓練生」

2021/07/31

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医療・福祉・教育現場で高まる言語聴覚士の国家試験合格率の推移

こんにちは!日本福祉教育専門学校です。   コロナ禍で医師や看護師など医療従事者の方々が注目されています。 医療の最前線でお仕事をしていただいていることに感謝の気持ちをお持ちの方も多いのではないでしょうか。   ご家族が入院してもお見舞いにも行けない状況の中で、医師や看護師のほかにも、 ソーシャルワーカー(社会福祉士や精神保健福祉士)、リハビリスタッフ(理学療法士や作業療法士や言語聴覚士)、病棟スタッフ(栄養士や介護福祉士、清掃や受付の方)などさまざまな医療従事者のみなさんによって医療は支えられています。 本当にありがとうございます。   今回はそのなかでもリハビリスタッフとして働く言語聴覚士のニーズについて紹介します。 1、医療・福祉・教育の現場で高まる言語聴覚士のニーズ   2020年3月現在では、言語聴覚士は全国で約3万4千人います。 言語聴覚士の多くは総合病院やリハビリ病院などの医療機関をはじめ、福祉施設や学校などの教育機関などの分野で活躍しています。   医療機関では脳卒中や事故などによって脳を損傷した患者さまの評価や訓練を行います。 さらには社会的ニーズとして高まっている介護分野としては、介護老人保健施設などがあげられます。入所者の6割ほどが失語症や構音障害、難聴などの障害をお持ちで、コミュニケーションになんらかの問題を抱えていると推測されるなかで、言語聴覚士の需要性は増えています。 また、教育現場においても発達障害を持つお子さんの訓練など、小児療育の担い手として言語聴覚士に対する専門的なニーズは高まっています。リハビリ病院や発達障害センターだけでなく、言語聴覚士を養成する教育機関(学校)に併設する「ことばの相談室」なども自閉症のお子さんの訓練の場として言語聴覚士が活躍しています。   2、言語聴覚士国家試験合格率の推移   【第1回】 受験者4556/合格者4003 合格率87.9% 【第2回】 受験者1565/合格者664  合格率42.2% 【第3回】 受験者1908/合格者936  合格率49.1% 【第4回】 受験者2113/合格者1137  合格率53.8% 【第5回】 受験者2447/合格者1027  合格率42.0% 【第6回】 受験者1658/合格者1130  合格率68.2% 【第7回】 受験者1812/合格者1012  合格率55.8% 【第8回】 受験者2226/合格者1389  合格率62.4% 【第9回】 受験者2323/合格者1266  合格率54.5% 【第10回】 受験者2574/合格者1788  合格率69.5% 【第11回】 受験者2347/合格者1344  合格率57.3% 【第12回】 受験者2498/合格者1619  合格率64.8% 【第13回】 受験者2374/合格者1645  合格率69.3% 【第14回】 受験者2263/合格者1410  合格率62.3% 【第15回】 受験者2381/合格者1621  合格率68.1% 【第16回】 受験者2401/合格者1779  合格率74.1% 【第17回】 受験者2506/合格者1776  合格率70.9% 【第18回】 受験者2553/合格者1725  合格率67.6% 【第19回】 受験者2571/合格者1951  合格率75.9% 【第20回】 受験者2531/合格者2008  合格率79.3% 【第21回】 受験者2367/合格者1630  合格率68.9% 【第22回】 受験者2486/合格者1626  合格率65.4% 【第23回】 受験者2566/合格者1766  合格率69.4%   先述の通り、これまでの23回の国家試験で言語聴覚士は国内で約3万4千人となっており、ここ10年では国家試験の合格平均は70%前後の難易度となっています。   言語聴覚士の国家試験を受験するには、言語聴覚士の受験資格が得られる大学を卒業するか、一般大学(学部不問)を卒業したあとに2年制の専門学校を卒業するルートがあります。 最近では夜間部だったり、働きながら通う時間割スタイルの専門学校もありますが、現実にはカリキュラムがハードなため学業に集中できる環境を整えることが中退せず卒業して、無事に言語聴覚士の国家試験合格への道としてはリアルでしょう。   3、あなたがもし言語聴覚士への道を迷っていたら   言語聴覚士は言葉によるコミュニケーションや嚥下(食べること・飲み込むなど)に問題を抱える方々が自分らしい生活ができるようにサポート専門職です。 ご本人だけでなくそのご家族にとっても頼りになる存在です。 医療・教育・福祉の現場で『聞こえた!』『伝わった!』『食べられた!』などの喜びをともに感じることができる職業です。   社会人から仕事を辞めて、もう一度学生になる。 資格を取って、いまの年齢で就職はできるのか不安。 育休はちゃんと取れる職業なのか。 社会人からの転職はとくに不安も多いのではないでしょうか?   言語聴覚士に向いている人って?? もしあなたが少しでも言語聴覚士に興味があるのなら、 そんなあなたがひとつでも当てはまったら、 あなたは言語聴覚士に向いているかもしれません。   人とコミュニケーションをとるのが好き 人のためになる仕事がしたい 子どもに関わる仕事がしたい 心理に興味がある 脳に興味がある リハビリテーションに興味がある チーム医療の一員として活躍したい 一生役に立つ資格を取得したい   ライフステージに合わせて働ける仕事でもある言語聴覚士は、働き方もさまざまです。 正職員から非常勤職員まで、これからのあなたの人生に合わせてやりがいのある仕事となるでしょう。

2020/11/09

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言語聴覚士の仕事内容、年収、合格率を徹底調査!②

1、言語聴覚士の働く場所 言語聴覚士の活躍の場がさまざまありますが、なかでも多い職場は以下の3つです。 第1位:医療機関 言語聴覚士の7割以上が医療機関で働いています。 医療機関のなかでも、病院のリハビリテーション科・リハビリテーションセンター・回復病棟・口腔外科・耳鼻咽喉科などが挙げられます。 医療機関で働く言語聴覚士は、患者様一人ひとりに合わせた機能回復訓練やリハビリテーションを実施して、社会復帰に向けた相談や支援をおこなっています。   第2位:介護・福祉機関 近年増えてきているのがこちらの分野です。 具体的には、特別養護老人ホーム・老人保健施設・デイサービスセンター・訪問リハビリテーション事業所などです。 高齢者を対象とした機関では、介護職員や栄養士など連携して摂食嚥下障害の訓練や指導をおこないます。 また、高齢者ではなく、肢体不自由児施設や重症心身障害児施設など児童を対象とする施設では、聴覚障害や摂食嚥下障害などの訓練・指導、言語コミュニケーションの訓練を実施したり、そのご家族への助言・指導をおこないます。 小児療育に関わることができる仕事と言えるでしょう。   第3位:教育機関 言語聴覚士として働く場所は臨床現場だけではありません。 病院や施設などの臨床現場で言語聴覚士として働いた経験を活かして、教育機関で働く言語聴覚士も実は多いのです。   具体的には学校です。言語聴覚士を養成する大学や専門学校として講師として働くことができます。臨床現場で働きながら非常勤講師として勤務をしたり、学校に勤務して専任講師として教員という道もあります。   また、上記以外でも小学校や中学校の特別支援学校で障害を抱える子どもの指導をおこなうという教員としての働くという仕事もあります。この働き方をするときには教員免除が必要となります。   2、言語聴覚士の合格率や難易度   言語聴覚士は国家資格のため、国家試験に合格しなれればなりません。 また、この国家試験を受験するには高校を卒業した後に言語聴覚士養成課程の大学や短期大学や3~4年の専門学校に進学するか、大学を卒業した後に言語聴覚士養成校(2年間)に進学する2つのルートがあります。 この2つのルートで国家試験の受験資格を取得して、はじめて国家試験を受けることができます。 最短ルートでは、高卒から3年制の専門学校に通学することですが、通信教育のみで取得することはできません。   また、一般の大学を卒業した社会人が2年制の専門学校に入学した学び直しをして、キャリアアップを目指す社会人が多く、毎年この層が高い合格率を誇っています。   その場合には、言語聴覚士国家資格化と同時に設置された歴史のある学校などが人気のようです。社会人から言語聴覚士を目指す場合には、選択肢の一つとして調べてみましょう。   そして、いよいよ国家試験についてです。 言語聴覚士の国家試験は毎年1回しか実施されません。実施時期は、例年2月です。 2020年2月15日(土)に実施された「第22回言語聴覚士国家試験」の合格率は以下の通りです。  ・合格発表:2020年3月26日(木)  ・受験者数:2,486人  ・合格者数:1,626人  ・合格率:65.4%   国家試験合格は受験者倍率ではなく、合格ラインに到達したかどうかの獲得点数によるものですので、自身の成績で合否が決まるわけです。   また、難易度についても説明します。 言語聴覚士と同じくリハビリ職である理学療法士(PT)や作業療法士(OT)を比較してみると、その国家試験の合格率の差から、言語聴覚士はリハビリ職の中でも難易度が高い資格と言えるでしょう。 (参考:2020年度 理学療法士:86.4% 作業療法士:87.3%)   3、言語聴覚士の給料・年収   言語聴覚士の平均給料は、次の通りです。目安として参考にしてください。  ・正職員:月給23.7万円~月給30.2万円  ・契約職員:月給23.2万円~月給28万円  ・パート:時給1,563円~時給1,906円   例えば、30歳月収29.5万円で、賞与が4カ月の場合は、年収にすると約450万円くらいです。 言語聴覚士の年収の一例をしてご参考にしてください。   4、さいごに 言語聴覚士の仕事は、「話す」「食べる」「聞く」という、人が生きていくうえでも必要な機能の回復を支援するという仕事です。 『少しづつしゃべれるようになった!うれしい!』・『ごはんを自分で食べて飲み込めた!おいしかった!』という患者様の喜びを一緒に感動することができ、人の役に立つという社会貢献を強く実感できる素晴らしい職業です。   内閣府の発表によると、聴覚・言語障害者の数は幼児から高齢者まで含めると約36万人を超えています。認知症の方などを含めると、さらに支援の必要な人は多いと言われています。   これに対して、言語聴覚士の数は2019年で約3.3万人です。しかもこの人数は言語聴覚士の資格を持っている人(有資格者)の人数なので、実際に言語聴覚士として働いている人の数は実際にももっと少なくなります。   このように言語聴覚士はまだまだ多くの需要があり、今後ますます目指し人は必要な仕事です。幼児、小児、成人、高齢者と幅広い年代の人たちを自分らしく幸せな日常が遅れるように支援することができる職業です。   こちらのコラムをお読みいただいたあなたにことを、患者様は待っています。 ぜひ言語聴覚士を目指すきっかけとなれば幸いです。

2020/05/25

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言語聴覚士になるには~日福が選ばれる3つの理由~

こんにちは。日本福祉教育専門学校です。 今回は「言語聴覚士」を目指す方に、言語聴覚士の職業領域と本校の特色についてわかりやすくご説明します。 1、言語聴覚士の仕事とは 言語聴覚士の仕事は、リハビリだけではなく、「話す」・「聞く」・「食べる」のスペシ ャリストとして幼児から成人、高齢者まで幅広くさまざまな症状でお悩みの方を支援する 医療の専門職です。 ことばによるコミュニケーションには、言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関 係していますが、脳卒中などの病気や交通事故、発達上の問題でこのような機能が損なわ れることがあります。言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専 門的サービスを提供し、自分らしい生活ができるように支援する仕事です。 また、超高齢社会に伴って摂食・嚥下の問題にも専門的に対応できることで注目されてい る職業でもあります。   2、コミュニケーションや食べる障害に対応 コミュニケーションの問題は、脳卒中などの後遺症で言語障害や聴覚障害、ことばの発達 の遅れ、声の発音の障害など多岐に渡ります。 【言語障害】 ・うまく話せない ・言葉が理解できない ・文字が読めない   【音声障害】 ・咽頭がんなどで声帯を失い声が出にくい   【嚥下障害】 ・うまく噛めない ・うまく飲み込めない   3、おもな言語聴覚士の活躍の場 言語聴覚士によるリハビリは、医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士などの 医療専門職のほか、社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員などの保健・福祉専門職、 教育、心理専門職などと連携してチーム医療の一員として活躍しています。   【医療施設】 ・大学病院、総合病院、専門病院 ・リハビリテーションセンター ・地域医院、診療所 など   【保健施設】 ・介護老人保健施設 ・デイケアセンター ・訪問看護事業所 ・訪問リハビリテーション事業所 など   【福祉施設】 ・特別養護老人ホーム ・デイサービスセンター ・肢体不自由児施設 ・重症心身障害児施設 など   【教育機関】 ・小中学校 ・特別支援学校 ・研究施設 ・言語聴覚士教育施設(大学・短期大学・専門学校) など   4、日福の言語聴覚療法学科が選ばれる3つの理由 本校では、1997年に言語聴覚士が国家資格となったと同時に医療言語療法学科(現・言語聴覚療法学科)設置する国内における言語聴覚士養成のパイオニア校です。   さらに、大卒者を限定とした最短2年間で言語聴覚士の国家試験を受験できる社会人のた めの学び直しの養成機関でもあります。 入学する学生は全員が大卒の学歴を有しているため、学びのレベルも高く、創設以来毎年 全国トップクラスの国家試験合格率を誇っています。   このように志の高い学生に選ばれるには、おもに3つの理由があります。   ①臨床実習先が豊富で医療現場を想定した領域横断型演習 1年次5月からスタートする「臨床現場見学」では成人領域・小児領域の医療現場を理解 し、2年次の全12週間に及ぶ臨床実習では現場で求められる臨床技術を習得します。   ②言語聴覚士の4つの職業領域を専門とする講師陣 本校の専任講師は、言語聴覚士の4つの職業領域である「成人領域」「小児領域」「き こえ」「嚥下(えんげ)」で現場のトップランナーとして活躍している現役の言語聴覚 士です。 授業でもその臨床経験を活かした授業がおこなわれます。 また、小児領域に強いことも本校が選ばれる特色のひとつです。   ③臨床力を意識した授業展開と本校独自科目 本校独自の実践的カリキュラムで臨床家の自覚を養う体験型授業を豊富に展開していま す。「スタディ」「ディスカッション」「プレゼンテーション」「ロールプレイング」 で臨床評価を体系的に理解する授業をおこなっています。  

2019/08/07

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社会人からのキャリアチェンジで言語聴覚士へ

『人生100年時代構想』   ニュースでもよく伝えられている『人生100年時代構想』 国では、一億総活躍社会実現、その本丸は人づくり。と言っています。   「いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会」   これが、これからの日本の社会で当たり前と変化していくのです。   だから、社会人から学び直しをしたり、子育てが落ち着いて主婦が学び直しをしたり 自分のこの先の人生を見据えてキャリアチェンジに挑戦する方が増えています。   それは年齢やこれまでのキャリア関係なく、20代~70代と実に幅広いのです。   教育→仕事→教育→仕事を繰り返し、教育→仕事→引退ではなく、 自分に合った、自分が選んだ働き方をして人生を楽しむ社会になっていくのです。     人のために役立つ仕事、言語聴覚士     『これからの人生。せっかく働くのであれば、人に役立つ仕事がしたい。』 そう思われている方が増えているのではないでしょうか。   人に寄り添うことで、感謝される仕事。 その理由からいまリハビリ職を目指す社会人の方が多くいます。   その中でも大卒の学歴を活かせて2年間で取得できる言語聴覚士は注目の職業です。   「1対1で患者様を支える仕事」として、身体・精神・コミュニケーションに対して 専門分野の「先生」として、患者様に深くサポートでき、人に喜んでいただける リハビリの仕事は、社会人からのキャリアチェンジを考える人生プランにおいては やりがいを感じることのできる職業です。 そして、いくつになっても学ぶことへチャレンジできる資格です。   そして、なかにはご家族や身近な大切な人がリハビリを経験したことがきっかけで この職業へチェンジすることを決心した社会人の方も多くいらっしゃいます。   『こんな年齢から入学できるの?』   『いまから学校に入学して、卒業するときに就職先はあるの?』   『仕事を辞めて収入がなくなるのが不安。そんな人は入学しているの?』   社会人だからこそ、たくさんの“不安な気持ち”があるのは当然です。   最初に話を戻します。これからの日本は『人生100年時代構想』へ変化していくのです。   「いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会」 その“不安な気持ち”を、行動へ。まず第一歩踏み出してみてください。   きっと不安が希望へと変わるきっかけになります!  

2019/08/07

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言語聴覚士が女性に選ばれる職業のワケ

  1、言語聴覚士の仕事   言語聴覚士は、話をしたり聴いたりといったコミュニケーションに問題のある人や、 食事をすることに障害を抱えている人に適切なリハビリテーションをおこなって、 自立を支援したり、社会復帰を支援することが主な仕事内容です。   その対象は、患者様の症状や、高齢者から子どもまで、実に多岐にわたります。   ●言葉を発することができなくなるという症状   ・脳卒中などが起因として言葉が思い出せなくなってしまう「失語症」   ・脳機能の障害によって唇や舌の筋肉の動きでろれつが回らなくなる「運動性構音障害」   ・先生性の障害によって発達に遅れが生じる「言語発達遅滞」   ・吃音(どもり)や咽頭癌による「音声障害」     ●耳が聞こえない症状   ・老人性難聴   ・小児聴覚障害     ●食べ物がうまく飲み込めなくなる症状   ・嚥下障害     2、言語聴覚士が女性に選ばれる職業のワケ   言語聴覚士の仕事はまず対象となる方の検査を実施して、 その評価をすることでリハビリ方法のプログラム開発をおこない、 リハビリを実施していくというのがひとつの典型的な業務対応プロセスになります。   その仕事内容から基本的に夜勤が設定されておらず、 休みを含めた就業時間が医療機関の中でかなり規則的であることから女性に人気の職種となっています。   さらに産前・産後休暇・育児休暇の活用、託児所を併設している施設も多い点などから 結婚した後も長く続けられる仕事ということで、女性の言語聴覚士が多いのが現状です。   年齢では最も多いのが30代女性、続いて20代女性となっています。     3、言語聴覚士の勤務の現状   言語聴覚士の勤務先としては、以下の通り幅広い勤務先に広がっている状況です。   ・病院などの医療機関 74.1% ・特別養護老人ホームなど 8.4% ・福祉施設 7.4% ・養成校 1.8% ・学校教育機関 1.6% ・研究教育機関 1.2% など   勤務の現状からいえば、まだまだ医療機関が多く、 成人領域では脳梗塞の後遺症である失語症や、 癌などで声帯を切除した方の発音訓練が多い状況となっていますが、 小児領域では、発達障害やアスペルガー障害、自閉症といった 難しいコミュニケーション障害に対する小児療育にも対応するため、 どこで勤務するかで求められる知見や能力は大きく異なるものになってくるのです。   近年では病気の治療のほかに高齢者に対応した分野で、 食べたり飲み込んだりする嚥下機能の回復に大きな力を発揮する言語聴覚士が増えています。   人を相手にして仕事をする言語聴覚士は、コミュニケーション力を高めることが求められます。   子どもから高齢者までうまく意思疎通を進めていきながら、 しっかりとした信頼関係を築いていくという非常にやりがいのある仕事です。   そのため、社会人経験者からの学び直しや転職から言語聴覚士を目指す女性がとても多いのです。   これからのリハビリ系の中でとても注目されている国家資格と言えます。  

2019/08/06

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言語聴覚士になるには?3年制と2年制の違いと学校選びのポイント

  言語聴覚士とは、「話す・聴く・食べる のスペシャリスト」で、 コミュニケーションや食べる障害に対応する専門職です。   言語聴覚士を目指して学校選びをするときには、大学・専門学校の選択肢があります。 なかでも、専門学校では2年制と3年制があります。   ここでは、2年制と3年制について、その違いと学校選びのポイントを説明します。     2年制で言語聴覚士になるメリット   ①入学資格は、大卒対象のみ   ②大卒対象のため、修業年限が2年間という最短ルートである。   ③国家資格取得まで最短ルートのため、学費が安い。 (3年制より100万円以上は安くなる)   ④授業のレベルが高いため、国家試験の合格率が高い。 (平均90%以上の合格率実績)   ⑤学習意欲の高い、大卒社会人がクラスメイトとなる。     3年制で言語聴覚士になるメリット   ①入学資格は、高卒でもOK。   ②修業年限は3年間のため、じっくり学べる。   ③高卒対象の場合、大学進学の4年制よりは1年早く資格が取れる。     …いかがでしょうか?   つまり学校選びの一番はじめの重要ポイントは、最終学歴を活かすことです。   ・大卒の場合には、2年制の専門学校 ・高卒の場合には、3年制の専門学校、もしくは大学 となるわけです。     さらに!!   以下のポイントを参考に、学校選びをしてみましょう!   ①修業年限(最終学歴から選ぶ2年間/3年間/4年/の必要性)   ②国家試験合格実績(合格率や合格者数に注目!)   ③卒業までにかかる総額費(修業年限と比例することも視野に!)   ④その学校の特色(曖昧なことを宣伝している学校は要注意!)   ⑤立地     そのほかにも、環境や雰囲気など、実際に学校へ足を運んでみることで自分にあった学校選びを成功させましょう!   そして、言語聴覚士国家試験の合格を勝ち取り、求人件数が年々増え社会の需要が高まる言語聴覚士として活躍できる医療人を目指しましょう!  

2019/08/06

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言語聴覚士になるには? 大学と専門学校の違いと学校選びのポイント

  言語聴覚士とは「話す・聴く・食べる のスペシャリスト」でコミュニケーションや食べる障害に対応する専門職です。   言語聴覚士を目指して学校選びをするときには、大学・専門学校の選択肢があります。 まず、ここでは大学と専門学校の違いについて簡単にご説明します。     大学で言語聴覚士になるメリット   ①大卒の学歴となる。 ②一般教養科目が学べる。 ③自分の興味のある科目を選択して、自分の時間割をつくることができる。     専門学校で言語聴覚士になるメリット   ①言語聴覚士国家試験に必要な科目だけを集中して学べる。 ②職業教育が中心のカリキュラムのため、言語聴覚士に必要な知識・技術・マナーが学べる。 ③2年制と3年制があり、短期間で言語聴覚士国家資格を受験できる。   では、なぜ専門学校には、2年制と3年制があるのでしょうか? その違いを確認してみましょう!     ◆2年制の専門学校   ①入学対象は4年制大学を卒業した方のみ ②大学院レベルの高い水準の授業が展開されるため、国家試験合格率も高い。 ③大卒の学歴も無駄にはならず、2年間という最短で集中して国家試験を受験できる。     ◆3年制の専門学校   ①入学対象は高卒でも大卒でもOK。 ②とくに高校からすぐの入学や、高卒の社会人が多く入学している。 ③基礎から国家試験対策まで3年間かけてじっくり学べる。     …いかがでしょうか?   メリットを参考にしながらご自分の学歴や、学びのスタイルに合わせて学校選びをしましょう!   また、自分が学ぶ学校を選ぶときには、 必ず学校見学やオープンキャンパスへの参加をおすすめします。   環境や雰囲気など、実際に足を運んでみることで自分に合った学校に入学し、国家試験に合格して、言語聴覚士として活躍できることを目指して頑張りましょう!  

2019/06/22

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言語聴覚士の国家資格を取得するためには

  超高齢社会の日本で、大変注目されていて、なおかつ人材不足のため求人倍率が高い職業と言われている『言語聴覚士』という国家資格があります。 言語聴覚士はリハビリテーションの仕事で、話す・聴く・食べるなどの専門職です。 小児から高齢者まで幅広い方の悩みに応える職業で、医療系国家資格です。   そんな言語聴覚士になりたい方へ どんなルートで国家試験にチャレンジすればよいか、わかりやすくご説明します。 言語聴覚士になるには、年1回の国家試験に合格する必要があります。 全国平均合格率は毎年60~70%くらいです。     この国家試験を受験するには、「養成校」と呼ばれる学校通う必要があり、 そこを卒業(見込み)すると、国家試験受験資格は取得できて、卒業間際の在学中に受験することができます。現在、通信教育では取得できないため、通学で学校に通います。   では、通学で養成校に通う場合、そんなルートがあるでしょうか? これには最終学歴によって選択することができます。   <高卒の場合> ①言語聴覚士の養成課程のある4年制大学に進学する。 ②言語聴覚士の養成課程にある3年制の短期大学・専門学校に進学する。     <大卒の場合> ①言語聴覚士の養成課程のある2年制専門学校に進学する。(一部大学もあり)   一般的に言語聴覚士の国家試験合格率の上位を占めているのは、大卒を対象とした専門学校2年制が多いと言われています。   言語聴覚士に必要な医療系幅広いカリキュラムを修得するため、『大卒以上の学力+2年間の学び』が、この結果をもたらしているのかもしれせんね。   そして、社会人からのキャリアチェンジ組が入学してきます。   クラスメイトは20代~60代と幅広く、目指す職業に向かって切磋琢磨されています。 将来、言語聴覚士として様々な患者様と関わりを持つ仕事になるため、これまでの社会人経験が強みになることは間違いありません。     そんな、社会人からの学び直しを検討する方が、次に知りたいのが、「仕事をしながら通えるの?」です。   答えが、「正直なところ、ちょっと難しいです…。」です。   まずは、養成校の主流は『昼間部』です。   日中は学校に朝から夕方まで通って、夜も課題などの学習時間の確保が必要です。     『夜間部』を開講している学校もありますが、現実には、病院などへの実習は日中で、 長期間仕事を休んで実習に行くことはハードルが高いです。 また、実際に通っている学生の声を聞いてみると、アルバイトは難しいそうです。   そうなると、入学前には「学習時間」と「学費」の用意が必要になりそうです。 あとはご自分の最終学歴によって、養成校を選択することになります。 ここまで読むととても大変な資格に感じますよね。 でも、臨床現場で多くの患者様に寄り添える医療人となるために、必要なカリキュラムとも言えます。   いつか、あなたの前にいる、悩める患者様を、あなた自身が支援できたら… 『すべては、患者さまのために』 とても素敵な職業です。