こんにちは。精神保健福祉士が関わる「統合失調症」。
今回はその治療方法についてお伝えします。
1、治療方法はどのように行われるか?
統合失調症の代表的な治療として、薬による治療と精神科リハビリレーションがあります。
急性期には薬により治療が基本になり、なるべく早い時期から薬と精神科リハビリテーションを組み合わせた治療を行うことが効果的です。
統合失調症の薬物療法は、「抗精神病薬」といい、症状の改善や再発の予防に大きな力を発揮にします。また、薬による治療に合わせて、十分に休養を取ることも大切です。
精神科リハビリテーションは、病気の症状で生じる「生活のしづらさ」を改善し、スムーズに安定した生活を送れるようにすることを目的におこないます。具体的には、デイケア、作業療法、SST(生活技能訓練)、心理教育などのプログラムがあり、医療機関や精神保健福祉センター、自立訓練事業所などで実施されています。
精神科リハビリテーションは医師や看護師のほか、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士などの専門職が連携して行います。
2、再発しやすい病気です。
統合失調症は再発しやすい病気です。
いったん症状が落ち着いても長期にわたって治療を続ける必要があります。治療を中断すると、薬が効かなくなって回復に時間がかかるようになったり、再入院になる人が多くなります。
- 再発のサイン
1、眠れない日が続くようになる
2、イライラしている
3、食欲が落ちている
4、焦りや不安の訴えが多くなる
5、発病時の体験を昨日のことのように語るようになる
6、そわそわして、落ち着きがなくなる
7、うつ病になり、ぼーっと考えたりする
8、被害的で、疑い深くなる
「統合失調症」について、理解を深められたでしょうか?
誰でも発病する可能性のある統合失調症。家族や周囲の方のサポートや、制度をうまく活用して治療していきましょう。
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