1、自閉症スペクトラムの具体的な特徴・症状とは?
自閉症スペクトラムには特徴的な2つの症状があります。
①社会的コミュニケーションおよび対人交流が困難
・他人と目を合わせない
・相手や状況に対して、自分の行動をあわせることが苦手
・難しい言葉や表現を好んで使う など
②行動、興味、または活動の限定された反復的な様式
・小さな変化に苦痛を感じる
・柔軟な考え方をすることが苦手
・決まった順序や食べ物にこだわる など
2、自閉症スペクトラムの症状の現れ方の個人差とは?
自閉症スペクトラムの症状は、年齢や受けている治療などによって個人差があります。
また、発達段階、年齢、環境、教育や支援によって症状が大きく変化することもあります。
このため、症状が現れる局面も、その人の置かれている環境などによって異なります。
3、自閉症スペクトラムと合併しやすい疾患
自閉症スペクトラムには、他の発達障害や精神疾患を合併しているケースがあります。
合併しやすい発達障害や精神疾患には、以下のようなものがあります。
・知的障害
・学習障害
・注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
・気分障害
・強迫性障害
・適応障害
・統合失調症
・てんかん
・睡眠障害
・摂食障害