社会人として働いている方でも、精神保健福祉士を目指すことができます。国家資格の取得に向けて社会人向けに夜間コースや通信課程を設置している学校もあります。今回は働きながら精神保健福祉士になるための方法と合格に向けた勉強方法について紹介します。
精神保健福祉士になるための方法はいくつかありますが、最終的には「精神保健福祉士」という国家資格を取得しなければならず、そのためには公益財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する国家試験に合格する必要があります。
試験を受けるには、福祉関連の大学や短期大学で指定科目を履修していることが条件となっています。
精神保健福祉士の国家試験の受験資格を得るための方法の一つに、医療福祉系の専門学校が実施する「精神保健福祉養成課程」を卒業する方法があります。これは精神保健福祉士になるための知識・スキルを短期間で習得することができる課程です。 福祉関連以外の大学出身で精神保健福祉士の仕事に興味を持つ方も、このような課程を修了し国家試験に合格することで、最短で1年で国家資格を得ることができます。日中働きながら資格取得を目指す方には、夜間行われる授業に1年間通う「夜間コース」がお勧めです。
上記で紹介した夜間学校に通う以外にも、受験資格を得るには通信課程の「一般養成課程」や「短期養成課程」もあります。自分自身に最適な学び方を検討しましょう。
4年制の福祉関連の大学を卒業し、指定科目を履修している方は、国家試験を受験できる条件をすでにクリアしています。短期大学を卒業している方で指定科目を履修している方は、1~2年間の相談援助(福祉施設、医療機関などの指定施設で日常的に悩みを持つ精神障害者の相談に応じること)の実務経験が必要になります。
すでに社会福祉士の資格を持っている方は、医療福祉関連の専門学校などにある「精神保健福祉士短期養成課程」で6ヶ月以上学ぶことで受験資格を得ることができます。
精神保健福祉士の国家試験は、年に1度筆記テストの形式で行われます。筆記試験は以下の17科目になります。
参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「 [精神保健福祉士国家試験]出題基準」
働きながら精神保健福祉士の資格を取得するには、勉強時間をどのようにつくるかがポイントになります。
仕事に行く前の朝の時間や、帰宅してからの時間を有効に使うことが大切で、一日の学習スケジュールを立てると良いでしょう。
出題傾向を学ぶには過去の問題集を解くことをおすすめします。精神保健福祉士の試験では、過去に出た問題と類似した問題がよく出題されますので、過去の問題集を解いて効率良く勉強しましょう。
社会人として働きながら、精神保健福祉士を目指す方法について紹介してきましたが、働きながら勉強モチベーションを維持することは大変なことです。
精神保健福祉士養成のパイオニアとして知られる日本福祉教育専門学校では、社会人を対象とした1年制の夜間部(トワイライトコースとナイトコース)を提供しています。長年の指導経験で培ったノウハウを凝縮した、短期間で国家試験に合格するためのカリキュラムで、精神保健福祉士の国家試験合格者数も全国第1位を誇ります。また実際に通学することが難しい方にも、通信課程を提供しています。1年7ヶ月かけて学ぶ「一般養成通信課程」や社会福祉士資格を有している方向けに9ヶ月で修了できる「短期養成通信課程」もあり、たくさんの修了生を輩出しています。
卒業生や在校生の体験談などより詳しく知りたい方は、日本福祉教育専門学校の夜間部をご覧ください。通信課程については、一般養成通信課程、短期養成通信課程をご覧ください。