社会人として働きながら、精神保健福祉士の資格を取得することができますが、何歳までに取るのが良いのでしょうか?また就職できたとしても何歳まで働けるのでしょうか今回は社会人から精神保健福祉士を目指す人の年齢層や主な就職先について紹介します。
精神保健福祉士は、年齢に関係なく誰でも目指すことができ、求人でも年齢制限を設けていない案件が多い傾向にあります。また、精神保健福祉士になるには、福祉系大学を卒業することが必ずしも必要ではなく、福祉系以外の一般大学の卒業生はもちろん、社会人になってからでも資格を取得することができます。
社会人から精神保健福祉士を目指す人は多く、平成30年度における国家資格の受験者数は6,779名で、合格者が4,251名、合格率62.7%でした。年齢別での合格者数は以下の通りになります。
参考:厚生労働省「第21回精神保健福祉士国家試験合格発表」
このように30~40代の合格者が目立つのですが、50代以上の合格者も多く、精神保健福祉士を目指すやる気と努力があれば何歳になっても資格を取ることができます。しかし、資格を取得した後、すぐに就職先が見つかるとは限りません。求人情報で年齢制限を設けていないケースが多いとは言え、未経験の場合は40歳を境に転職のハードルも上がると言われています。社会人から精神保健福祉士への転職を考えるのであれば、30代くらいのうちに資格を取得しておくことが望ましいでしょう。
以前は、精神保健福祉士の働き先と言えば、精神科のある病院が大部分を占めていました。しかし、最近では精神障害者を支援するための制度や環境が整備されると共に、精神保健福祉士の需要も高まり、就職先も以下のように幅広く選べるようになりました。
医療機関では、主治医、看護師、作業療法士、臨床心理士などと共にチーム医療を行い、精神保健福祉士には、他の職種との連携を密にする役目が求められます。
行政機関では、福祉支援を受けるための手続きの実務や、地域における精神保健福祉の充実化を図るプランの立案を行います。
司法施設では、精神障害者の社会復帰を目的としたプログラムの業務を担います。
生活支援サービスにおいては、各就職先の目的に応じて精神保健福祉士の業務も幅広く、精神障害者の就労訓練サポートや、日常生活を送るための家事トレーニングを一緒に行います。
その他、介護、教育、一般企業の分野においても、メンタルヘルスに関する相談援助や、職場でのストレス、うつ病対策のサポートを行います。
日本福祉専門学校では、日中働きながら精神保健福祉士を目指す方のために、精神保健福祉士養成学科を設置しています。働きながら勉強モチベーションを維持することは大変なことです。精神保健福祉士養成のパイオニアとして知られる日本福祉教育専門学校では、社会人を対象とした1年制の夜間授業「トワイライトコース」と「ナイトコース」を提供しています。
長年の指導経験で培ったノウハウを凝縮した、短期間で国家試験に合格するためのカリキュラムで、精神保健福祉士の国家試験合格者数も全国第1位。さらに就職率も95.7%で、主に精神科、精神科クリニック、精神保健福祉センターなどで活躍しています。
卒業生や在校生の体験談などより詳しく知りたい方は、日本福祉教育専門学校のトワイライトコース、ナイトコースをご覧ください。