言語聴覚士を目指すのであれば気になるのが残業の有無や働き方についてでしょう。ここでは、「言語聴覚士には残業はあるの?」、「言語聴覚士の1日の流れって?」という疑問に答えていきます。言語聴覚士を目指すうえでの参考にしてください。
言語聴覚士の活躍の場は、病院や福祉施設など、さまざまなため、残業の有無については職場によって異なります。ただし、どの職場であっても基本的には勤務時間は8:00~18:00の間で設定されていることが多く、実働時間は7~8時間程度です。リハビリテーションにかかわる仕事のため、患者様の緊急対応なども基本的にはありませんので、時間外のハードな業務になることは少ないでしょう。また、夜勤も基本的にないため、家事や育児をしながらでも働きやすいという特徴があります。
言語聴覚士の休日についても残業と同様に職場によって異なります。土日が休みの職場もあれば、平日が休みの職場もあります。近年では、365日リハビリが一般的になってきているので、シフト制の職場が多くなっております。どのようなケースであっても基本的には休日の日数が変わることはありません。ただし、週休2日ではなく、週休1日という職場もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
それでは、言語聴覚士の1日の流れについて「病院勤務の場合」と「福祉施設勤務の場合」の例を挙げていきましょう。
まずは、病院で働く言語聴覚士の1日をご紹介していきます。
8:00 朝礼・全体ミーティング
9:30 言語訓練
12:00 患者さんの昼食サポート
13:00 昼食・休憩
14:00 回診・カンファレンス(医師や看護師に同行)or 言語訓練
16:00 嚥下検査
18:00 勤務終了
※1日のスケジュールは職場によって異なります
次に、福祉施設における言語聴覚士の1日を見ていきましょう。
8:00 朝礼・全体ミーティング(介護福祉士などと個別にMTGをおこなう場合もある)
10:30 言語訓練
12:00 患者さんの昼食サポート
13:00 昼食・休憩
14:00 レクリエーション(患者さんとのコミュニケーションをとる時間)
15:00 生活援助
18:00 勤務終了
※1日のスケジュールは職場によって異なります
以上、言語聴覚士の残業および働き方について見てきました。病院や福祉施設など職場によって労働時間は異なりますが、基本的に言語聴覚士における残業は、一般企業に比べると少ないと考えてよいでしょう。実働時間で考えると平均7~8時間程度を目安にしてください。また、休日や1日のスケジュールなどの働き方についても職場によって異なるので事前にしっかり確認しておくとよいでしょう。