最近のニュースでは、児童虐待を訴えた児童やその保護者と
児童相談所との関わり方が話題になりました。
こどもの心身の発達など育児に関する相談先の体表的な機関として
「児童相談所」「療育センター」「養護教育センター」が挙げられます。
“どこに相談したらいいの?”
“どの機関が相談先としてあっているの?”
実際にこどもの発達について相談したいときの相談先について
わかりやすくお伝えします。
1、児童相談所
原則として、0歳から18歳未満のこどもを対象としており、
子ども本人からの相談も受け付けをしています。
相談には、児童福祉司・心理判定員・言語聴覚士・社会福祉士・医師などの
専門スタッフが必要に応じて対応します。
①子どもを育てられない、子どもの対応に悩んでいる、子どもを預けたいなどの相談
②児童虐待が疑われる場合の相談
③心身の発達の相談
④非行の相談、性格や行動に心配があるなどの相談
⑤不登校、いじめ、友達付き合いがうまくできないなどの相談
⑥言葉や発達に関する相談 など
2、療育センター
原則として、発達に遅れに心配のある0歳から満18歳の方を対象としています。
心身の発達に遅れや心配のある子どもに対して、
診断・検査・評価をおこない、障害の早期発見と発達支援を目指すなど、
日々の具体的対応のアドバイスもおこなっています。
①歩くことが遅いことへの相談
②ことばをなかなか話さないことへの相談
③耳の聴こえが心配なことへの相談
④落ち着きのない行動が見受けられることへの相談
⑤幼稚園や保育園でお友達と遊べない、集団行動が苦手などへの相談
3、養護教育センター
特別支援教育の充実を目指して、
障害等のある子どもの教育相談や特別支援教育についての
教職員研修、指導法等の研究や情報提供をおこなっています。
①特別支援学級相談
②LD等通級指導教室
③学習のつまづき、学習習慣、生活習慣への相談
こどもの心身の発達相談にはさまざまな専門家が関わっています。
子どもに対して、このような心配ごとがあるときには、
一人で悩みこまず、ぜひご相談ください。