30代から40代の新型コロナ患者も発症?「脳梗塞」という病気

2020/05/01

脳梗塞

こんにちは。日本福祉教育専門学校です。

 

先日TVニュースなどで30代から40代の新型コロナウイルス感染者が、脳梗塞になる可能性があるという報道されています。

ウイルスが血液や血栓に異常を引き起こしたとみられ、足指に「しもやけ」のように赤く腫れあがる症状がみられるというのです。

 

では、この脳梗塞とはどのような病気なのでしょうか?

若い世代でも高齢者でも襲われる脳の病気「脳梗塞」について知ってみましょう。

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1、「脳梗塞」ってどんな病気?

 

脳の病気の多くは、基本的に脳の血管が破れたり詰まったりといった障害が起こり、脳の機能の一部が壊れてしまうことによって発症します。

そのため、脳梗塞を含めたさまざまな脳疾患を、「脳血管疾患(障害)」と呼ばれています。

脳梗塞の「梗塞」とは、「ものが詰まり流れが通じなくなる」という意味です。脳梗塞では血栓と呼ばれる血の固まりが血管をふさいでしまい、そこから先へ血液が流れなくなってしまいます。すると詰まった先の細胞や組織は、酸素や栄養を運んでもらえず、壊死してしまいます。当然脳には大きなダメージを受けることになります。

脳梗塞は突然発症し、数分から数時間で急速に症状が進みます。

 

2、脳梗塞のタイプと発作

 

脳梗塞は、いくつかある脳卒中のひとつで、前術のように脳の血管が詰まってしまうタイプです。脳卒中には、ほかに脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作がありますが、脳梗塞は、脳卒中死亡の約60%を占めているといわれています。

 

そして、この脳梗塞には3つのタイプがあります。

 

(1)アテローム血栓性梗塞

脳の太い血管の内側にドロドロのコレステロールの固まりができて、その血小板が詰まって動脈をふさいでしまうもの。

 

(2)ラクナ梗塞

脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まってしまうもの。

 

(3)心原性脳梗塞症

心臓にできた血栓が流れてきて血管をふさいでしまうもの。

 

脳梗塞の発作が起きると、脳の障害起きた部分がコントロールしていた身体の働きができなくなってしまいます。

『言葉が出なくなる』・『ものが飲み込めなくなる』・『からだの片方が麻痺する』などの症状が現れます。

これらの症状はリハビリで改善することができます。言葉や飲み込みのリハビリには言語聴覚士からだの片方の麻痺には理学療法士のいずれも医療系国家資格を取得している専門スタッフがリハビリをおこないます。

 

3、日々の生活から危険因子を排除する

では、生活習慣の中から、脳梗塞の危険因子について考えてみましょう。

次のような人は要注意です!

 

大量の飲酒

1日に1合を超える日本酒、中瓶1本を超えるビール、ダブルで一杯を超えるウイスキーを飲む人。

喫煙習慣

タバコを吸う人は吸わない人に比べて、はるかに脳梗塞(脳卒中)で死亡する人は多い。

運動不足

食事で摂ったエネルギーを消費しきれないので肥満に。さらに糖尿病や脂質異常症を引き起こしたりする。

肥満

肥満は高血圧や糖尿病の原因になり得るため、間接的に脳梗塞の危険因子。

過度なストレス

日々のストレスやイライラは大量飲酒やたばこ、暴食になりやすい。脳梗塞に限らず、身体にいいはずがない。

食事

高血圧にならないように減塩を心がける。健康診断で脂質異常症や動脈硬化の診断をされている人は自覚症状がなくても食生活の見直しが必要。

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