自宅で暮らす高齢者が、日帰りで介護サービスや生活機能の訓練が受けられるデイサービス。デイサービスで働きたい場合、デイサービスセンターや、通所リハビリセンターなどが主な職場となりますが、介護福祉士の資格を取得していることで、活躍の場が広がります。今回は、デイサービスの現場で求められる、介護福祉士の仕事内容や、給料などの待遇について紹介します。
デイサービスでは、利用者に対して食事や入浴のサポート、レクリエーションなどを行います。介護福祉士が担う仕事として、主に以下のような仕事があります。
一人一人の介護度も異なるため、どの程度の介護が必要かを把握した適切な介助が求められます。その他、レクリエーションを行うだけでなく、書道や俳句のほか、ダンスや歌の鑑賞会などレクリエーションそのものを企画や、施設全体の運営のサポートも行います。
デイサービスでの仕事の流れを把握していただくために、一日型のデイサービスの仕事について紹介します。(時間や詳細は施設によって異なります)
介護業界は、人手が不足しがちで給料も安いと言われています。特に夜勤のないデイサービスは、夜勤がある入所施設と比べて、賃金がさらに低い傾向があります。しかし、介護福祉士の資格を持っていれば、施設によっては、資格手当や時給の上乗せがつくため、給料アップも期待できます。
施設によって求人内容も異なりますが、介護福祉士の資格を持ち、正社員として働く人の給料は、8:00~18:00の勤務で週休二日の場合、月給18万円(残業なし)の施設が多い状況です。
介護の業界は、人手不足の影響もあり、資格がない未経験者でも就職することができます。しかし現場では、介護福祉士の資格保有者や、最低でもホームヘルパー2級の経験者を求めているのが現状です。
デイサービスの正社員として就職する際、介護福祉士の資格は、優れた介護スキルを持っている大きなアピールにもつながり、給料面でも有利になります。施設が希望する雇用条件を把握した上で、介護福祉士の資格取得を目指すと良いでしょう。